2013年7月24日水曜日

先は長い

土日遠出。
所用のため,22日は15時過ぎ、近くの高校で投票。
内も外も涼しい。

開票速報を見る限り,昨年暮れの総選挙以来の「民主党一人負け」が続いているようだ。
無党派層の支持が集まらなくなっている(宮城ではみんなの党,自民党に次ぐ第3位)。
全国的にも都市部でことごとく競り負けているのはその現れだ(例外は北海道,福岡くらいか)。
他方で,労働組合の組織内候補は手堅く勝ち残っている。


無党派層に見放された現状を前に,特に労働組合の支援を基盤としていなかった議員,政治家らは野党糾合,新党への道を模索しかねない。
しかし,「風頼み」では同じことの繰り返しであろう。
風が去った途端に,後援会,産業団体等,組織の強固な政党の前にはじき返されるだけである。


今回の自民党圧勝を見ていると,
デフレや原発事故,増税法案成立等リーマンショック後の様々な事象には全く関与していないかの如くである。
有権者としてはアベノミクスが,たとえ円安による一時的景気浮揚とうすうす気付いていても,当分その夢に浸っていたいように見える。
そのような情緒性に、郵政選挙後-政権交代-再交替に至る心服の大きさの原因を感じなくもない。

むしろ,同党の再生には、国民の信頼を勝ち取るために,政策の決め方やその実効性の担保(党内決定事項の遵守)をどう変えていくのか,
一つ一つ丁寧に説明してゆく地道な努力が求められるのではないか。

55年体制のような,単に「異議申し立て」の政党に止まらず,
「政権交代可能な」政党を目指すとするならば,
政治がたぶん二女著的に捉えられる今日では特に,
先は長い,とみるべきであろう。

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