2013年4月19日金曜日

敬服と感心

学期が始まった途端,急に忙しくなった。
会議の方はそうはいっていないが,
前期に講義を固めているために,
講義とその準備で日中はほぼ忙殺されている。

講義の方は経済原論で資本主義的生産様式と封建社会との対置をしていたら,
教室がざわざわして,その内学生が惹いていったような間食を承けたとか^^;
いろいろあるが,まあ順調に滑り出したものの,
その他のことが一切後回しになってしまった。

自分の仕事はともかく,交換修理で届いた新品のドキュメントスキャナーも設置できずに箱に入ったままになっているし,
月曜日にいただいた研究書佐々木憲介『イギリス歴史学派と経済学方法論争』(北海道図書刊行会)へのお礼を延び延びになってしまった。

佐々木さんは,堅実に業績を積み重ねられ,著書も既に3冊目だ。
それだけでも敬服するところだが,
「おわりに」を拝見すると,既に発表された関連する論文をテーマ別に再編成し大幅に
書き改められたとのこと。

自分などは,個々の論文を産み出したときの苦労・苦心が思い出されて,
個別業績をある意味で一旦捨てて再構築する「難行」にはなかなか手を出せない。
しかし,「本として業績を世に問う」とはそうでなくては,と改めて教えられた思いだ。
 

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