昨5日夕方,ジムのロビーでみるとはなしにTVニュースを眺めていたら,JRの「仙台・宮城ディスティネーション」を取り上げていた。
同キャンペーンはJRが毎年3,4の自治体とタイアップして行なう観光キャンペーンで,東北では今年は仙台・宮城,来年は山形が予定されている。
ニュース解説では始まったばかりの同キャンペーンは6,7日に最初の土日を迎え,取材してみたところ「課題が見えてきた」。
先ず仙台宮城は2008年に同キャンペーンを実施したばかりだが,観光客は前年度とさして変わらなかった。
と言っても同年はリーマン・ショックに鳴子大地震に見舞われた年であったので「マイナスをよくリカバーした」というのが県担当者の評価であった。
先週末も白石城では観光客が明らかに増えていた。
ところが,さらに南の丸森町の舟下りは相変わらず利用客が少なかった。
福島県に接する県南は,同県同様,風評被害がある。
さらに交通の便が悪くなかなか観光客が集まらない。
ここで県観光連盟の役員のインタビューが挿入され
「仙台駅,仙台空港までは観光客が来てくれるが,
そこから先のアクセス,二次交通が乏しいのが課題」
昨年度,山形県村山総合支庁との合同研究会「山形仙台圏交流研究会」では
平成17年度策定の「仙山交流ビジョン」の見直し検討作業を行なっていて,
交通環境分野での大きな課題が二次交通の充実であった。
山形と宮城では人口規模が全く異なり,観光客数も大違いだ。
(人口は235万人対116万人,観光客入込数は大震災前年のH22年度で6,100万人対3,900万人)。
しかし,衰退した「2次交通」が観光客拡大のネックになっている点は同じである。
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