28日からの研究合宿のために前泊して上京したついでに、といっては失礼だが、
東京経済大学で開かれた関根友彦先生を囲む半年に一度の研究会に参加。
国分寺キャンパスは,今年も三分咲きだった
研究会は,先生の脱資本主義論に関するご自身の解説集に対して参加者内の4名が事前に配布したコメントを基に報告、先生がリプライ、さらに質疑という形式で進んだ。
先生の解説と参加者のコメントにざぁっと目を通し、
現代資本主義を脱資本主義と押さえる根拠、基準
(帝国主義段階の主要資本が金融資本であるのに対し、現代のそれを金貸資本とされることの根拠、妥当性)
脱資本主義とその第3期に当たる80年代以降のカジノ資本との関係
(脱資本主義の主要資本とされる金貸資本とその第3期固有のカジノ資本における金貸資本性との異同,関連)
しかし,議論は量的金融緩和のベースである日銀券と政府紙幣(命令貨幣)との異同に集中し,上の点をうまく持ち出せなかった。
事前に解説やコメントを読み,ノートを取ったという意味では大いに勉強になったが,やはり三分咲きか。
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