2011年11月30日水曜日

異例のこと

29日各紙が報道したOECDによる経済成長見通し。

「標準シナリ​オ」は債務不安国が無秩序な債務不履行(デフォルト)に陥ること​なく当面はもちこたえる展開。

欧州債務危機の深刻化などを想定し​た異例の「悲観シナリオ」。

欧州各国の国債下落(金利上昇)から​すると,後者が「標準」のような。。。

11月29日 年休を取って運転免許の更新手続き。
帰宅後,ドトールコーヒー,ジム,スターバックス。
グローバル/シティ論,いまいちリアリティを感じきれない。

2011年11月28日月曜日

日曜日も月曜日ももたりもたり


日曜日は10時間睡眠。コーヒーも自宅で
と思っていたら,
居間から一歩も出ず居眠り三昧の休日になってしまった。


打って変わって月曜日は朝一番から授業。
経済理論(経済原論)では商​業資本を、経済社会特論では後期高齢者医療制度を解説。
帰宅後,経済社会特論,読み取りテストの採点。
自習の講義資料。
その後は,国分町スタバ-ジムにてリラクゼーション・マッサージ-スタバお代わり100円ヒーヒー。
「グローバル・シティ」論難しい。

何せ2日間で自宅自宅周辺をウロチョロいるだけだから。


2011年11月27日日曜日

私はまだ走っていないが

例によってコーヒーショップをはしごしてみたが,いつになく賑わっていた。

まず自宅近くのドトールコーヒー。
スーパーにレンタルビデオ屋併設という立地もあり,
主婦,ご隠居さんがよく利用しているとはいえ,
土曜の昼下がり,カウンターに長蛇の列。

場所を移して国分町スタバ。ここも大賑わい。
確かに繁華街の入り口だが,普段は週末で夕方までは席がようやく埋まるか余る程度。
今日は入店「ひっきりなし」。座れない客は携帯用カップを持って外へ。


途中ジムによって初めて合点。
街はビルのイルミネーション,店のポップ,既にクリスマスモード。
夕方には辻辻で待ち合わせのグループが点在。

「教師も走る」くらい慌ただしい師走12月はまだ。
自分もトレッドミルの上しか走っていない。
しかし,町はすでにイベント、セールス,忘年会と走り出していた。

2011年11月25日金曜日

大きな問題を小さく見せる,の術

今朝の日経は「給付削減の姿勢、消費増税への布石」

「野田政権が進める消費増税は、社会保障分野での無駄削減が前提になる。「膨張する一方の社会保障に手をつけずに、増税だけでは理解が得られない」との危機感は官邸や党税制調査会の幹部に共通する。」

ここでいう給付削減とは,
過去の物価下落が年金に減額反映されたなかった分を3-5年かけて削減させようという案。

「無駄」という表現はミスリード,誤解を与えないか。
消費税率アップはもっと長期的な話,年金財政の安定,地方財源の確保ではないか。
(逆にそうだとすると,いわれるように5%で済むか,ということにもなる)

 11月24日 昼休み,非主流派経済学会議。CP,DP作成に合わせて,実際の講義内容がシラバスに合っているか,科目間の内容の重複がないか,連携が保たれているか,の連絡が目的。欠席者もいたので再度会合。
 そのこと自体意味がないわけではないが,CP,DP作成の意図はの全国的な問題「大学のユニバーサル化」への対応「卒業生の質保証」にある以上,もっと大きな図面が必要のように思う。

手前味噌

ロイターのコラム「米国が「日本化」しない理由」。

つまるところ,政治の機動性と人口増加で手前味噌過ぎないか?

米議会の財政赤字削減交渉のようにアメリカも大きな問題では政治膠着は同じなのに「よく言うよ」。

さらに言えば,たとえ政治にリーダーシップがあっても金融機関の不良債権処理は一筋縄ではゆかないことを日本の90年代の経験から学ぶべき。

つまり,景気回復が見通せない限り,
金融機関による不良債権処理は進まないし,
金融機関への大規模な公的資金(税金)投入=救済も難しかったのではないか。

2011年11月23日水曜日

祝日の午後は居眠り

既に提出した原稿の一部をここ1ヶ月以上練り直してきたが,
いよいよに詰まってきたので,
祝日を丸一日,否,日中だけ費やしてまとめてしまおう,
と思っていた。

と言っても,集中力は長く続かないので,
途中ジムで走るなり,提出された卒論を読むなり,講義資料を練り直すなりなど他のことにも手を染めて適当に時間を潰す。

しかし,例によって気持ちが乗るまでに時間が掛かる。

国分町スタバには開店時間の8時過ぎには到着したものの,
GALAXY Tabでネットサーフィンなどしていると,
そちらに熱中してしまって推敲作業はなかなか進まない。
昼前に無理矢理仕上げてTexファイルをpdfファイルに出力。
これをゼロックスのネットプリントにアップロードしておくと,全国どのこのセブンイレブンでもプリントアウトできる。

食べログでも「繁華街にあるのでいつも賑わっているが,味は特別ではないが,そこが良い」(抄訳^^)などと,平均的?評価を得ている「泰陽楼」経由でジムへ。
祝日を祝して普段の2倍,8km走ったところ,
ドッと疲れて,スタバに戻って「お代わり100円コーヒー」飲んでも眠気に勝てず,
入力途中の文字がいつの間にか消えている,の繰返し。

論文推敲を始める前の儀式が長くてなかなか本論に辿り着けないのは,祝日も平日も同じだった。


 11月22日 放送大学で作成指導している卒業論文に目を通しジムで久しぶりtに走った,くらいしか覚えていない^^.

2011年11月21日月曜日

休日放浪

11月20日 ぶらっと外出。携帯する者が1kg弱のノートPCdynabook SS RX22Wから400g弱のタブレット型スマートフォンGALAXY Tabに代えたおかげで,デイパックも肩掛け式の小型に。

ただネットサーフィンしていると,
あっという間に時間とバッテリーを消費。
すごすごと帰宅。

日本シリーズ最終戦「福岡ソフトバンクホークス3x0中日ドラゴンズ」TV放映流しても観るわけでもなく経過だけチェック。
やはりひいきチームでないとハラハラドキドキ臨場感を共有できない。


 11月21日 宮城学院女子大学「経済社会特論」は現役世代の(高齢者を除く)公的医療保険。「経済理論」は銀行信用の後半,発券集中,
 帰宅後,採点及び次週の講義資料編集。
 夕方駅で増上寺の徳川将軍家廟所参観を終えた母を拾う。
 ドトールコーヒーにてケーキセット。

 





対グローバリズム


11月19日(土)東北学院大学土樋キャンパスにて三大学合同ゼミが開かれた。

テーマは「TPPについて考える」。
まず主催校ゼミの学生による「TPPとは何か」のプレゼンテーションの後,
三大学,実際は二大学3つのゼミの学生数十名の学生が8つ?のテーブルに分かれ,
「何が問題か」「どのように対処すればよいのか?」「反対声明を出そう (賛成論を説得しよう)」の3つのお題(ラウンド)について,それぞれンキングタイム10分、グループディスカッション25分の後,発表10分を繰り返した。

その後,4名の教員が順番に講評を行なう習わしだ。
自分はこれが苦手で,理屈っぽいことを縷々説明しても,自分たちの任務は終わったと思っている学生には伝わりにくいと思っているからだ。

そのためいつも簡潔に講評しようと考えているが,
それはそれで学生には難しいらしい。

そこで今回はまずGALAXY Tab のエディターJota Text Editorで文章作成し,それを読み上げることにした。
ただ,気が早いせいか,第2ラウンド途中から書き始めた^^。
有り体に言えば,第3ラウンドは結論が決まっているので,その前に評価を作成して良い,と考えたからだ。

「自分は萩原さんのブックレット中野剛志さん3名共著を買ってスキャンしてPDFで読んだ。自分の考えをまず示すと,騒ぎすぎ。理念通りにはTPPは動かないから。アメリカ自身、製造業、農業に競争力ない。金融で主に恩恵を被るのはエリートと富裕層くらいで。モデルと通りではないというのが経済。
以上の立場からすると第二ラウンドの「どう対処するか」というテーマ設定は心配した。ただ批准阻止あるのみじゃ、集会になってしまうから。その意味では各テーブルはよく議論されていたのではないかというのが私の評価。
TPPについて考えるとことはグローバリズム、自由貿易体制について考えるということ。アメリカでさえ酪農業者や自動車メーカーのように反対勢力、保護すべき産業多い。またTPPに入ろうが、入るまいが、基本は自由貿易体制で鎖国はあり得ず、アメリカの規制緩和要求はまぬがれない。
ここでは農業への株式会社参入が提案されていた。いまのままではTPP参加拒否しても農業再生は難しいからだろう。
それに反対しないが、日本に多い中山間地は単純な合理的農法では経営困難。それでも国土保全は必要で、荒れ地のままにはできないから、市場ベースに突き放す地域とグリーンツーリズムなど公共的に保営を図る地域の区分けがあってもよいのでは?
つまり、自由貿易か鎖国あるいは地産地消的閉鎖経済の二者択一ではない対応を考えるべき。」

2011年11月18日金曜日

勤労感謝の日を前に

あなたは永年本学に勤務し
職務に精励されました
よって勤労感謝の日にあたり
ここに表彰します

一人ひとり前に呼ばれて表彰状と記念品,純銀盃を頂き,
本部玄関前にて記念撮影。

続いていつも通り馬齢を重ねる。




たわいない会話

君,背が高いねぇ。
「193cmです。ここのキャンパスでは一番背が高いと思います」
テニスでも,上背があるとサーブでも相手レシーバーは仰ぎ見るようなスイングになるから有利でしょう
「ハイ。守備範囲も広いのが武器です」
高校ではバスケット部に勧誘されなかった?
「突然羽交い締めされ『つかまえた』と言われました」

サークル顧問の署名を取りに来た学生との会話。
一般には学生と密着な関係ではない,
有り体に言うと学生自ら訪ねてくるほど空かれているわけではないが,
他がやりたがらないサークルの顧問を3件兼ねているせいか
たまに署名捺印を求められ(たいてい3件続く),
たわいない世間話をするだけだが,
楽しい瞬間でもある。

2011年11月16日水曜日

気分交換

12月始め鶴岡に来るまで駆けつける必要があるため,早めにタイヤ交換することにした。
最近利用しているディーラーはあいにく休店日。
久しぶりにカー用品店に持ち込んだところ,「210-240分待ち」。

今更冬タイヤを持ち帰る気もせず,
併設されたファミレスで待つことにしたら,予告時時間の長目一杯で作業開始。

待つのも疲れたが,
そのおかげで週末の三大学合同ゼミの参考文献,中野剛志ほか『「TPP開国論」のウソ』の第1章残りから最終第3章まで読み通した。

ここしばらく一日何度も続けていた推敲作業から解放され,気分一新,読書に専念できた。

スッキリ完敗

サッカーワールドカップアジア3次予選日本0x1北朝鮮戦は完敗だった。

結果は1点差負けだが,ボール際の戦いではほとんど負けていた。

フルメンバーで戦ったホーム試合でさえ終了間際に同点に追いついた相手なので,
アウェイの試合に遠藤,香川両選手という飛車角落ちで臨んでいては結果は知れていた。

気持ちの問題とみる向きもあるだろうが
,主力と控えの違い歴然,といった方が正しいだろう。

2011年11月15日火曜日

いつもの月曜日

11月14日 宮城学院女子大学「経済社会特論」は新聞記事「基礎年金,保険か税か」の読み取り。「税方式と比較して,保険方式の長所と短所を1つずつ挙げなさい」。同時に質問も募ったところ「私たちの世代は年金貰えますか」。続いて,「経済理論」銀行信用。発見集中の前でスライドを終え,手形割引について用紙を配り説明して貰った。

 終了後,それぞれの科目の採点。翌週の講義資料作り。
 ジムに寄った後,ドトールコーヒー。」

 といつもの月曜日。

2011年11月13日日曜日

お宅三昧

11月13日昼前にようやく起床してから,ほとんど丸一日居間に居座った。

小用を我慢できなくなって起床した等,外出するのも億劫で,
昨晩,本日完全オフを決めたときは,
カフェで小説を読むとか
ショッピングに出かけるとか
ジムで毎週日曜日のリラクゼーションのクラスに顔を出すとか
いろいろ思い浮かべていた計画も次々に放棄。

ネットサーフィンする
TVに流れる番組に時々目をやる
コーヒーを繰り返し淹れる
再びTV番組
と文字通り「お宅」三昧。

途中,来週末の三大学三大学合同ゼミの参考文献の一つ中野剛志編『「TPP開国論」のウソ』の,第1章をGALAXY Tabで読んだのは完オフ違反だが,
何せ床に就くのも惜しむほどを満喫。

明日から真面目に生活しようっと。

土曜に資料整理,いえ胃袋整理

11月12日土曜日,起床は遅くなったが,10時過ぎに国分町スターバックスへ。
歓楽街の入り口、かつビジネスホテル併設カフェと​いうことで
キャリーバックを脇にノートPCを開くビジネス客から
髪を結い上げたお姉さん,
ギャル系まで客層バラバラ。

しかし,雑踏でこそ落ちく。
吉野家経由で再びスタバにてお代わり100円コーヒー。
夕方,一旦帰宅して,奥歯の矯正。
予約を入れていたのに40分待たされ「予約入れなかったら何分待たされたの?」いとアホらし。
その後,近くのドトールコーヒーでケーキセット。

高校の同級生からは「土曜日に資料整理?」と尋ねられ「頭の整理」と答えたものの,
実際は整理が進まんかったので,「胃袋整理」と答えた方が良かったかも。

「うちと同じ姓はたくさんあるんです」


11月11日金曜日,山形名産,清水焼きを贈ろうと思って,車で登校。
夕方は用があったため,昼前に車で窯元「青龍窯」に赴いた。

青龍窯は,以前年配の先生に「平清水焼きでは一番」と紹介していただいて以来,利用している。
といっても,10年前と数年前の2度だけ。

今回もカーナビの助けで出動。
見覚えのある車一台通れる小径に分け入ったところで「そろそろ目的地です」
とのアナウンスがあったため,付近をキョリョキョロ。

窯元姓の表札が見えたので,中に入ると
庭と2階建て家屋で,店舗,展示場がない。
以前も駐車スペースは狭かったが,その奥に展示場を兼ねた木製店舗があったのに。
玄関のチャイムを鳴らしても誰も出て来ない

庭も舗装され,家屋も真新しいので,住居を建て替え,展示場は別の場所に移したのかな。
移転の理由は繁盛したからなのか,別なのか,いろいろ推測はしてみたが,
こちらとしては,バスでは移動が不便なところだからこそ車で登校したのだから,手ぶらでは帰れない。
移転先が街中なら街中まで移動しよう。

そう思って窯元に電話すると,
「移動してませんよ。前のままです」
「付近には同じ姓の家がいくつもあるんです」
民家に不法侵入していた^^。
狭い駐車スペース,右に住居,左に展示場という見覚えのある窯元は20mも先。

肝心な焼き物には全く素養がないので,
この窯元が開発したことで有名な新手法「残雪」「梨青瓷(ナシセイジ)」のうち,後者を用いたお皿を贈ることにした。

以前は,窯元自らお相手してくださり,今もご健在で窯に向かわれているとのことだったが,
今回は若奥さんが応対してくださり,帰り際には湯飲みを付けてくださった。
いつか自分でも利用したいな。


※ちなみに留学生によると「中国では11月11日は独身の日」とのこと。特に今年は2011年で「1」が6つも並んだ。良い年だったのかな?

2011年11月11日金曜日

三回目となれば

11月10日,大学訪問してくれた仙台市郊外の高校の1年生に模擬講義「グラフで見る非正規雇用」を行なった。

4月から高校への出張講義要請に応えテーマにあった教員を派遣する委員を務めているが,
高校が大学訪問してきた場合には,2名の委員のどちらかが学部学科説明及び模擬講義を行なうことになっている。

ただ,前期は毎日講義が入っていたので,片方の委員にずっと負担を掛けていた。
後期は債務返済とばかりに,今のところ専らこちらが引受けている。

今回の構疑枠は45分だったが,
この1ヶ月で50分,90分と続き,3回目だったので,
だんだん要領を覚えてきて,
時間に応じて,また学生の反応に応じて,どこを厚くし,どこを飛ばせばよいか
なんとなくわかってきた。

初回は50分すら持て余していたが,
今回は45分ピッタリに終わった。

生徒の反応も悪くなかったと思っているが,
どうだろうか。

2011年11月10日木曜日

今ごろ前期のこと

前期専門科目の授業評価結果が後期開講して1ヶ月以上経った11月8日ようやく届いた。

評点の報は年度によって母集団が違うので多少の上下動なら余り気にする必要がないだろう。
また,コメント(自由記述)をみると,例によって相反する意見が並んでいて「どうすりゃいいの」がしばしばである。

しかし,今年度は考えさせられることが多々あった。

地域社会論」は,ちょうど当日,学部社会連携促進部会宛に今年度の実施報告を作成していたところだ。毎回の講義で「テーマ適合性」「関心充足性」を5段階評価してもらっており,どの講師の話もテーマから大きくずれたり,学生の関心からまたずれたりしているわけではない,ということがわかっている。したがって,来年度の講義題目は,今年度と同様,全体のバランスをとりながら,一部ローテーションで変更していけば良い。
他方,やはり私語が多くうるさいという指摘が多かった。
これに対しては,出欠は学生証カードリーダーで,講義の要約,感想等のコメントはオンラインでと分けているため,学生は学生証読み込みが終われば,退出したり,その時だけ闖入したりするため,教室全体が落ち着かないことが大きいと考えられるので,コメントもその場で提出を求めうようにしたい。

市場と組織」は,アンケート数が少なく,コメントを記したものも少なかったが,「生活保護とベーシック・インカムとの対置が興味深かった」とのコメントがあった。ただ,同科目は昨年度くらい意識的に教養科目化したこともあり,焦点が曖昧になっている。
同科目は,数年前までは,内部労働市場に係わって知的熟練論をめぐる議論に特化していたが,余りに専門的に過ぎたのか聴講者が数名という状態だった。そのため,一昨年度くらいまで数年は能力主義や成果主義などが賃金制度や昇進・異動システムを詳しく解説することで内部労働市場の具体像を伝えようとしてきた。ただ,成果主義が話題に上らなくなった世間を反映したのか,年度を下るに従って,学生も日本の複雑な賃金制度の話には関心を抱けないようだった。
そこで,一昨年度くらいから年金,雇用保険,生活保護等セイフティ・ネットを題材に正社員と非正規雇用を対置させ,内部労働市場の現状を浮かび上がらせようとしたのだが,前半の賃金制度や知的熟練論とテーマが二分した感じになっているので,来年度に向けては後半のセイフティ・ネット,正規雇用,非正規雇用の問題にテーマを絞ろうと考えている。

経済原論」については,コメントは例年とさほど変わらない。
全く反省していないのではないかと言われると困るが,話し方,話の運び方は容易に変わらないのかもしれない。
昨年度までも指摘されていたものの,今回気になったコメントは「授業に出ていなくても単位が取れる」というのもの。
講義内容や講義で用いた新聞記事等について学期中に4,5回オンラインで読み取りを行い,それにかなりの点を割いてきたからだ。
オンラインテストだから,同じくオンラインで得られる講義資料だけでも,ある程度の点は取れる仕組みだ。
ここ数年来,小テストやオンラインテストに配点の多くを割いてきたのは,期末テストの実施に疑問を抱いたからである。
ずっと論述式の期末テストを実施してきたものの,こちらの期待に比べ結果が芳しくないため,「普段の勉強が重要」と平素の確認テスト重視に切り替えたわけである。
しかし,最近の「大学生の学力保障」「厳格な成績評価」という世間の関心からいうと,少し旧に復した方が良いかもしれない。

2年生ゼミ「専門基礎演習」は学期中から「うまくいっていない」という感じがした。
テキストの報告の後,感想を言い合えば,それで終わり,という風で
90分はおろか60分保つか保たないかの状態だった。
レジュメや司会者について授業後にオンラインでコメントを記させると(翌週冒頭で紹介),的確なコメント助言が並ぶ。
しかし,実際のゼミには余り反映されない。
アンケートの自由記述を読むと,一様に教師の介入を求めているようだ。例えば,「90分学生に任せるのは難しい」と。
しかし,他方で「最後は講義のようになった」とこちらのコメントや解説を倦むようコメントもあった。
報告に大して細かく湖面tのしたことを指すようだ。
両方を充たすには教員側が相当の準備を費やし,舞台回しを演じなければならない。
「それでゼミと言えるか」という疑問も生じるが,
主体性や積極性は自ずと生長するわけではない,ということであろう。
具体的なことは未だ固まっていないが,半年掛けていろいろ検討する余地がある。

アンケートを読んで一様に感じたのは,実は以上述べたこととは別にあるが,上手く整理できない面もあるので,今回は記さない。

2011年11月6日日曜日

敬意を表するのもシンドイ

高校の同級生がフルマラソン「下関海峡マラソン2011」に参加する
今日この日,早起きしたもののそのまま居間のソファーで昼まで居眠りして中途半端な時間ができた日曜日,
友人の勇気のある行動に敬意を表して,フルマラソンの4分の1,10kmを走ることにした。

やはり長い。
普段ジムで走っているのは4km。
これでもキツイと感じることがあるが,
一旦トレッドミルの上に乗って走り始めると,
6分毎にタオルで汗を拭く,を4回繰り返して終わり。

ところが,4回なら片手に余るが,10回では両手が塞がる。
つまり,気が遠くなる,気が滅入る。

もちろん,ペースを変えたり,落としたりすれば楽だろうが時間はさらに掛かる,
そこで,タオルをとるのは10分に1回にしてみた。

しかし,3回も繰り返すと,やはり飽きてきた。
4回目,40分を過ぎると,もう残り時間と距離のことしか考えられなくなった。
人というより走る物体。

息も苦しい,
酸素を補給しにくくなっているのを実感できた。

5回目からはタオルをとる間隔を6分に短縮。
さらにその後は残り時間の半分毎にタオル。

そうやって退屈さやきつさを紛らわせてきて間もなくゴール,と元気が出てきた矢先56分35秒,
手がボタンに触れてトレッドミルのベルトとメーターが停止。
既に息絶え絶えでこのまま終了しようと一度は考えたが
残り4分以内でゴールできるので再開。

予定通り10kmを60分で終えたが,
トレッドミルが一定のペースで進む?からこそ。
自分でペースを保ちつつ,4倍以上走るマラソンの大変さは想像が付かない,が実感したこと。,



2011年11月5日土曜日

振替休暇




11月4日 振替休暇を利用して皮膚科通院。一時間待ちの後,繰り出した国分町スタバは人もまばら。昼マック。お代わり100円で立ち戻ったスタバはそこそこの賑わい。奮わないのはこちら。一旦書き上げた文章を整序しようにも中々うまくゆかない。準備不足が祟った。帰宅後ドトールコーヒー。

高校の同級生より新刊の案内。

2011年11月3日木曜日

図らずもオフ

11月3日文化の日,昼前に起きて食事を採ると,もう午後。
予定しなかったが,完全オフ日に。

街に出ると、定禅寺通りでアート展。
自転車を駐めて手芸,工芸品を見て回った。
残念ながら心得なし,ですごすご退散。

その後,駅東口のヨドバシカメラ,楽天イーグルスのオフィシャルショップ^^と練り歩いて,
結局,ジュンク堂書店にてリービ英雄『日本語を書く部屋』(岩波現代文庫)
以前図書館で読んだような気もするが,前の晩,母の講読している週刊誌に書評が出ていたので読みたくなった。

結局ジムではマシーンのみ。



家に帰るまで待てず,ジムに駆け込んで運動もせず読書。
「国際化」「異文化交流」という言葉を日常用いているが,
暗黙のうちに前提にしてしまっている「単一の」「確固たる」文化の交流という前提を再考させられた。

夕方,モンテディオ山形J2降格の報

休日ならではの図らずも,の連続の一日だった。

行列とは珍しい

夜7時前,立町で30m100名くらいの行列にで立った。

仙台で行列とは珍しい。ファンション系ビル,フォーラスのバーゲン時とか「ギョウザの王将」の昨年開店時くらいしか出会ったことがない。他には観光客向けの牛タン屋くらいか。

ギョウザの先を除くと,ラーメン屋,しかも券売機が置いてあり,高級感は全くない(失礼!)。

後で調べたら,東京の有名なラーメン店で,先月末東北で初めて出店したらしい。(そもそも創業者の出身地とか)

特別なラーメン好きではないからいうわけではないが,
行列ができない,のんびりしたのが,他面では情報に疎いからかもしれないが,地方都市の良いところなのに。

2011年11月2日水曜日

うつむく生徒

11月1日 大学訪問に訪れた福島県立高校の生徒を対象に模擬講義「非正規雇用」。
先日,別の福島県立高校の生徒を対象にした50分の模擬講義にエピソードや確認問題を加えて90分構成にした。

講義スライドはデータ,図表中心なので,サクサク進んだものの,
途中でうつむく学生が多いことに気付いた。
最初は午後一番なので眠いのかなぁと思っていたが,
居眠りする生徒とは別にうつむき加減の生徒も少なからずいる。

内容に関しては,前半の非正規雇用の特徴や年齢別性別内訳等は難しいはずはない。
難しいとすれば,後半の非正規雇用増大の背景,社会的影響(格差拡大,年金未納問題等)だ。
これを解説しないと,大学の講義にならない,と考えて加えた。
こういう問題があるよ,見方があるよ程度でよいから聞いておいて欲しい話だ。

しかし,高校生にはやはり難しかったのであろう。
そもそも大学の講義ならそれぞれ一回ずつ分けて解説するテーマだ。
しかもそれ以前の回には関連した話題がいくつも解説されている。

なぜそうか,何が要因かなどの解説は重要だ。
しかし,要因は多面的かつ多層的だから論点は多岐に亘る。
例えば,非正規雇用拡大の背景としては経済のグローバル化のなかで労働者派遣法が改正されたことがしばしば挙げられるが,
それぞれ解説が必要だし,
その前段として,それ以前の国際的競争や非正規雇用の用い方との違いを解説する必要がある。
これでは予備知識のない生徒や学生には晦渋にしか映らないのであろう。

一言で言えば,
初学者ほどより直感的に説く必要がある,ということになるのであるが,
しかし,そのためには層的かつ多面的な要因の多くを削ぎ落とす必要があり,
その取捨選択でいつも悩まされるのである。

10日後にはまた別の高校の大学訪問があり,
今度は45分の模擬講義をすることになっている。
単純に言えば,今回の半分で
話の中野論点も削ぎ落とす要因もばっさり半分にせざるを得ないのであるが,
単純には割り切れないところでもある。

その後,朝方提出された放送大学学生の卒業論文の草稿を読んで,コメント。