この間,見切り発車で書き始めた原稿の練り直しに終始し,週末も近所のドトールコーヒーを午前,午後,夜と3往復,合間にジムの生活。
その締切り間際の12月5日,山形県立山形中央高校に出前講義「労働市場のはなし」。
はなしの筋は,大学の一年生向け科目の担当一コマで講義し,7月に山形西高,先月福島県立いわき光洋高校で講義した内容と変わらないが,今回は50分講義を2コマ。
いろいろ試みたが,骨格が変わらないので,説明を省くためにスライド枚数を16枚から14枚まで減らした。図表でさえあれば,説明せざるをえないからだ。
しかし,減らしたうちの1枚は確認問題を穴埋めまとめ文章2枚を択一式問題2題1枚に代えだけだから,実質1枚減。主に図表の割愛。
やはり時間を少々オーバーした。
スライドの文章も図表もそのまま読むわけではなく,当然補足する。
その時,たとえ話をする。敷衍する。やがて薀蓄になる。
2回目はこの部分をカットした。
しかし,忙しない。
やはり骨格自体を見直すべきか。
1.経済原論らしく労働力商品化のはなし1枚。
2.労働力調査から労働力人口,完全失業者,非労働力人口。完全失業率からリーマンショック直前からの失業率の推移。非労働力人口から女性の年齢階級別就業率ないし労働力曲線「M字曲線」。3枚プラス確認問題として失業率の計算問題1枚。
3.内部労働市場 正規雇用と非正規雇用の別発生 2枚。
4.非正規雇用 特徴,内訳,増大の背景 6枚プラス全体の確認問題1枚。
結論の4.だけであれば,3.からでも良い。
しかし,担当が経済原論だから,資本主義経済の根本として労働力商品化は話しておきたい。
労働力商品化から失業も出てくるが,労働力商品化とは,生産過程が生活過程と表裏一体化していた共同体経済に対し,両過程が分離するということだから,非労働力人口も話たい。M字曲線は,4.の家計補助的労働=安い労働力の伏線でもあるから外せない。
要は大学の授業は50分ではムリ^^;
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