2018年12月7日金曜日

はしたないはしがき

 今春,東北学院大学を退職された半田正樹教授の退職記念号への論文執筆を同大学の若手教員から誘われた6月初旬の時点ではノーアイデアだった。
 一昨年から考えていたアイデアを昨年度中にようやく2本の論文にした時点で,生産過程論に関する一連の考察は一区切りを付けた気分でいたので,その先は再生産労働に向かうのか,価値生産論に向かうのか,あるいは原論全体の枠組みに取組みかは何も決めていなかった。
 ただ,小幡先生の経済原論の労働論に関しては,賃金制度論の検討を済ませていなかったとの漠然とした思いがあった。

 その後は,ここでも2週間に1回くらい「迷走中」と愚痴っぽく報告していたが,実際は先が見えないため,むしろ先を考えずに一節ずつ積みあげる形になった。

 締切りの今朝,ようやく書き上げたが,はじめにが空欄のままだったので急いで埋めた。目次を読むように順に話の筋を紹介しただけだから文字通り「埋め草」になっているはしたなさ。印刷までに書き替えるとして,ここでは目次のみ記す。

「企業内養成熟練と勤続昇給」
I 価値を生まない労働
 1. もう1 つの労働
 2. 価値形成労働の特徴と要件
 3. 価値非形成労働の特徴
II 追加供給が困難な労働
 1. 熟練労働としての間接労働
 2. 複雑労働としての労働の標準化
 3. 2 類型の異同
III 企業内養成熟練
 1. 技能養成効果のある賃金制度
 2. 出来高賃金とその限界
 3. 賃金の等級制と運用


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