1月6日(金) 早めに帰宅して歯科通院した他はほぼ一日掛けて東北学院大学「政治経済学」最終回のスライド作成。(経済指標の解説は,しばし中断^^)
それまで数回に亘るセーフティ・ネット解説を踏まえ,現代の資本主義,福祉国家の現在についてまとめを行なう回だ。
そもそも福祉国家自体について説明していなかったので,福祉国家以前の保護の原則,福祉国家の仕組みの解説が必要だ。さらに,高度成長終了後,福祉国家への不満,批判が噴き出して「福祉国家の終焉」「ポスト福祉国家」が唱えられるに至った。そこまでは良い。
しかし,結論がピリッとしないため,先月着手したものの,完成はしていなかった。
結局,
依然として「大きな政府」
(国の予算,一般歳出の過半を社会保障費が占める)
就労強制,訓練を条件とした給付,いわゆるワークフェアだけでは貧困は解消しない
(就労に結びつかない者もいるし,賃金が低かったり,就労が続かなかったりで,依然保護が必要)
日本では,社会保障予算に占める(女性の就労支援にもなる)家族政策や訓練助成の比率がなお低い
の3点を指摘して終わっている。
講義日まで10日以上あるので,なお検討が必要だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿