元日くらいは読書。
朝日「ひと」蘭の紹介読み,年内のうちに0TUTAYで古本調達した崔実『ジニのパズル』。
舞台設定は東京朝鮮学校と特殊。
特殊と言っては失礼かも知れないが,日本人あるいは読者のほとんどは見知らぬ世界だ。
環境も日本,ハワイ,オレゴンと主人公が学校を国毎移ってる。
さらにまた,北朝鮮ミサイル発射に中学生で居合わせ,登校中に,という設定も特異。
そういう「いかにも」な(失礼!)舞台設定を除き,「青少年が周囲との軋轢に反発しながら受け入れ方,居場所を見つける」と普遍化してみても,少女の瑞々しい感性に読者として沿ってゆけなかった。こちらの感性が鈍っているからだろうが,残念。
0 件のコメント:
コメントを投稿