2013年12月1日日曜日

形式論理を超えて

11月30日 宮城学院女子大学にて第25回三大学合同ゼミ「それをお金で買いますか?」。
 4つ設定された論点がいずれも明確で,ラウンド毎に2つの班をそれぞれ賛成班と反対班に指名したので(他の6班は自由),盛り上がった。

困るのは,最後に教師講評を求められること,しかも僕でも4名の中で最も若いので,最初に指名されること。

「ディベート形式である以上,個人的意見とは関係なく,割り当てられた立場でメリット,デメリットを突き合うこと。

賛成論を述べるのはある意味,簡単。契約は二者間の合意である以上,双方にメリットがあったから。しかしそれは誰でもわかること(形式論理)。
しかし,当初は必要に迫られて発生しても,一端発生してしまうと,相手との関係よりも,その制度を利用した方が低コストという損得勘定が先に立つようになる。つまり,自由な意思決定を歪めている点,サンデルが繰り返し述べている「中立的でない」ことをどう回避するかが焦点。

他方,反対論を唱えるのは難しい。双方メリットがあるから成立しているという形式論理を崩さなければならないので。
その場合,倫理観を持ち出すのは良いが,倫理観は時代により社会により異なる。過程によっても異なるので,具体的に検討する必要がある。
やはり非中立性を具体的に突いていく必要があったのではないか。
この点は論点によってはある程度出来ていた。」

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