2013年5月10日金曜日

旅先で新聞

GW後半は個人的には道東旅行に出掛けていたが,
日本社会としては「憲法の日」に「こどもの日」

例によって新聞では改憲論議が喧かったようだ。
その中でも旅行中,目にとまったのは
石川健治東大教授(3日の朝日)や改憲論者小林節慶大教授(4日の朝日)の96条から改正は「ルール違反」「裏口入学」
が個人的にはがスッキリした。


おまけに「こどもの日」は長嶋茂雄,松井秀喜両氏の国民栄誉賞の授賞に首相自ら審判として登板。
背番号96のユニフォームをまとっていたことに憲法96条改正の意欲かと尋ねられ,
「ふふふ」と笑みを浮かべた上で「ユニホームは私が96代(首相)だから『96』なんです」と答えた。」(産経新聞)

官僚出身でも,党人派でもたたき上げなら
今後の与党内調整,議会調整なおりに
わざわざ憶測を生む言動は慎んだだろう。
目標達成にとって不安定要素はなるべく排除しようという慎重な発想があるだろうし,
なによりも反対派の主張も主張として尊重しようという姿勢があるだろうからだ。

他方,高い支持率を背景に人を食ったような答弁で「ふふふ」は
いかにも首相(及び夫人)がイイ人で育ちが良いことを表わしていると思われるが,
民意を統合する政治家としての厳しさは感じられない。

しかし,最大の懸念はイイ人,素直さに引かれる風潮だろう。
率直な言動がもてはやされる裡で,見落とされる問題点の方が多いのではないか。

旅先で新聞を読んでいると,
普段ぼんやりと考えていたことがクッキリ浮かび上がってくkる。

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