7月一杯で講義と期末試験およびその採点を終えると,いよいよ実質的な夏休みだ。
8月は基本的に会議を入れないことになっている。
基本的に自分の関心だけを追いかけることのできる贅沢な時間だ。
ところが,時間ができると,進捗状況のの素さ,空回りぶりがハッキリと認識することになる。
ここ1週間くらい,以前から何度も読んでいる論文,計算してみると20年以上前の論文を読み返しているがなかなか理解が進まない。
難しい。
1)文字通り言っていることがよくわからない。
2)論旨がよくわからない。
というだけでも頭が痛い。
再び三度読み返す。
以前取ったノートも読み返す。
2)の方は何となく判る。
しかし,それが適切か否かの判断はまた別である。
「言いたいことは判るが,そういう論理構成で妥当か」ということである。
その際には1)も重要になる。
したがってまた読み返す。
さらに重要なのは
3)自分の問題関心との関係でその立論をどう位置付けるかということである。
これができなければ,興味深い見解であっても論文で取り上げ,検討する意味がない。
したがってもう10年,20年?何度も読み返しているが,論文ではほとんど取り上げて来なかった。
しかし,自分の問題関心も紆余曲折があり,変遷を遂げた末に,
今回は「避けて通れない」という予感がして読み返してみる。
ノートを取り直してみる。
モノになるかどうかもあやふやな予感,直感を頼りに夏休みを費やす。
なんと贅沢な時間であろうか。
短い夏は東北住民にとって貴重であると同時に、観光客の書き入れ時だ。
8/2-7ねぶた祭(青森)、8/3-6竿燈まつり(秋田)、8/5-7花笠まつり(山形)、8/6-8七夕祭り(仙台)と連綿と続く夏祭りに合わせて観光客が東北を縦断してくれる。
4日土曜日,アーケード街のそこかしこで七夕飾り付けの準備がなされていた。
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