8月15日終戦記念日
風邪引いて咳が止まらずどこにも出られない(溜まらずジムには顔を出したが)。
関心のあるテーマなのでスラスラ読めた。
アベノミクスの策定過程と言っても、専ら紙幅を割いているのは大胆な金融緩和の実施、政府と日銀との「共同声明」(2013.1.22)の締結。
財政政策は13年度本予算補正予算併せた「切れ目ない財政出動」、民主党政策に欠けていたという成長戦略も経産省主導の日本経済再生本部の設置くらい。
共同声明も3Aのうち甘利再生相と麻生財務相は金融政策だけででデフレ脱却可能とは考えていない。しかし、安倍首相とリフレ派が、理論的主張として、また未達の場合に政府の責任を問われないように、日銀の金融政策による2%インタゲ早期実施の表記を求めてゆき、仲介する財務省も落としどころ、白川日銀が受け入れ可能な限度を探ってゆく。
12年総選挙直前から黒田総裁誕生までに期間が限定されているせいか、「官と政」に関して民主党政権とは対照的な人事権をバックにした官邸・内閣府の主導性への叙述が乏しい印象を受けた(菅官房長官の登場も1カ所くらいか)。
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