2018年8月15日水曜日

動態的均衡

 合宿から戻って以降,残っていた「地域社会論」期末レポートの採点。
 8月12日午前中に終えると,母購読の文藝春秋で高橋弘希「送り火」。


 転校を繰り返しクラスに溶け込むのも速い中学生による醒めた視線は人間関係について考えさせる。
 田舎の小規模クラスでも表面的な友人関係は,時々裂け目を覗かせ,最後は盆休みに帰省した先輩の酷いしごきの前で暴走し,主人公の退いた立ち位置も崩れ去る。

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