2019年3月24日日曜日

目処がつくのか

 3月17-24日 スライドを作成していた。
 1つは,月末の八王子合宿での報告「熟練養成と賃金制度」のスライドだが,もう1つは先行きのテーマに関すること,あるいはもっと大きいテーマに関するスライドだ。

 報告では,これまで生産的労働概念を基軸にこんにちの多様な労働を整理してきた中で,商品サービスを供給しながら価値を形成しない労働を「もう1つの労働」として,賃労働の一類型として位置づけ,技能形成を促すのはどのような賃金形態か,またその賃金形態が現実の場で齎す非正規雇用の正規雇用との賃金格差を生み出す原因にもなっていることを解明しようとするものだ。

 しかし,従来の生産的労働概念再検討による多様な労働の理論的位置付けという自分のテーマからすれば,いささか小さな話だ。
 こんにちの多層化する労働の把捉につながる視角をより一層明確に打ち出そうとしているのが2つ目に取り組んだスライドのテーマだ。
 しかしながら,今以て形を見ていない。
 否,スライドの形で何でも作り替えているが,未だ説得的ではない。
 短い春休みのうちにもう少し目処を付けたいところだ

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