2月11日,12日 「教養セミナー」のレポート講評作り。
同セミナーでは,最後の2回をまとめレポートの作成に当てた。
レポート提出を単位取得の条件にすると,提出すれば単位は貰えるだろうと安易に取り組む学生が出てくる虞があるし,他方で,レポートを書くのが苦手でレポート提出を放棄する,つまり単位を諦める学生が出てくる可能性がある,現にかつてあったからである。
初回,作成途中のファイルを提出して貰ったところ,とてもあと1回で完成するとは思えなかった。
そこで,事前準備が重要だと伝えると同時に,2回目で完成していなくてもOK,と告げていた。
実際2回目冒頭でも,途中OKだが,節構成を意識する(節のタイトルを明示する),段落分け、出展を明示するという3点だけを求めた。
レポートの指導は1回で終わるものではなく,1年生の時からさまざまな科目で繰り返し教えるほかないと考えており,1年生に多くを求めていないからだ。
結果、欠席1名を除く11名のレポートはほぼ完成していた。
こちらもレポートの出しっ放し(教師側の受け取りっぱなし)では済まないので,講評を作成することにした。
その際,公務員採用試験に倣って,内容,構成,表現の3面評価を用いることにした。
これが難しい。
一読すれば,出来不出来の判断は容易にできる。
しかし,問題点を具体的に指摘するとなると、採点基準を念頭に繰り返し読みかえす必要がある。
実際,学生が講評を呼んでくれるかも怪しい。
しかし,表現には表現でお返しするのが筋であろう。
講評も三側面に即して行なうことは,こちらにとっても文章の基本を見直すことになる。
こうして、頭の片隅では「受け取りっぱなし」に魅力を覚えつつ,週末を潰したわけである。
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