更新が遅れた。
ある論者の著書(の一部)を読み返してはノート。ノートを読み返しては朱入れ,時に著書に戻ってチェック,を繰り返している。
実はこの作業,9月末の学会報告移行,あるいはそれ以前からずっと続けている。
途中,「これで一篇の論文くらい書けるかな」と思ったこともあるが,考察の浅深,視角の広狭という点で満足できない。そのうち,論点が広がり。。。
ということで,先はまだ見えない。
11月17日 宮城学院女子大学「経済社会特論」は年金記事「(08政権選択にっぽんの争点)基礎年金保険か税か」(朝日2008年2月19日付け)の読み取り。
その前の週に,日本の年金制度の仕組みと問題点を解説した上での読み取りだったが,レスポンスカードを読む限り,学生には難しかったようだ。未納問題,財政問題,女性の年金問題と,関連する問題を組み込みすぎたせいか。
午後は,東北学院大学「政治経済学II」は成果主義人事制度。こちらも難しかったようだ。前の回,祝日と特別選抜を挟んだので9月末だ,戦後の日本の賃金制度を生活給から,職務給の導入と挫折,職能給の普及と問題点と解説した上で,この日は90年代末に流行った成果主義人事制度を富士通を例に,その背景や仕組み,問題点と制度改正を解説したが,1回では盛りだくさんだったかな。
11月18日 教養セミナー「格差を考える」はテキスト第3章後半。地方格差,女性の就労。このうち地方格差は,学生がそれぞれ出身地の企業誘致の例や兼業農家の例を持ち出していた。後者は後者で,女子学生に限らず,切実な問題であると言うことが伺えた。
「経済原論演習」は,前回の補足として,労働時間法制に関する判例を須田君に報告して貰った。労働時間問題は,最近某一流企業の若手社員自殺がニュースになっていたこともあるが,就職を前に長時間労働など,働き方に関心を抱かずにはおけない四年生が選んだ後期のテーマが最近の労働法制の動きだった。
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