しばらく,ある論者の著作を追っていると,今まで見落としたことに気付く。
今まで理解していたつもりでも,より広い構造のなかで述べられている。
原著者により接近したことになる。
それは良いのだが,
細かく論理を追っていると,当初,その著作を読み返そうとしていた意図,目論見を忘れそうになる。
新たにホッくつしたことを再び埋め直して,大枠を見ることも重要だ。
他者の論文を読み返していると,論点の広がりもにも気付く。
今まで論文の主題とは考えていなかった領域にも係わりがあることが明らかになる。
自分は主題として考えたことはないが,著者が関係づけている以上,自分の考えが問われるからだ。
具体的には,労働過程,生産過程の違いなどを考えていると,搾取論,蓄積論との関係も隣接領域として意識せざるを得ない。
今までも避けてきたわけではないが,今後は避けて通れないようだ。
但し,まだ論者の考えを追っているだけで
いつ論文になるのはいつか,定かではない。
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