SGCIMEの夏季研究会(8月28日-29日,Zoom方式)でも,初日「マルクスのアソシエーション」と題して報告させていただいた。仙台経済学研究での報告以降,論旨を明確にすべく報告スライドに加除修正を加えてきた。
今回も種々コメントを頂いた。
『資本論』第1部第1章第4節では(資本主義的生産とは区別された)小商品生産が想定されていたのか?
- 第1章は商品論だからアソシエーション論として限界があるのは当然で,協業論おけるアソシエーション規定,第3部での株式会社論におけるアソシエーション規定も視野に入れるべきでは?
- 個人的所有の再建というのは、諸個人が生産手段を均等に、まるで生活協同組合のように一人一株で所有するということではないか?
- 人格的依存関係の自由という問題を考える場合、協業論における管理の必然性という論点がヒントになるところがあるのではないか?
- 積極説を知りたい。
- アソシエーションを共同体論として構想しているのか?
- 価値形成労働をベースにしてアソシエーションを構想しているのか?
その場でもリプライしたものの,十分答えたとは言えない,むしろ回答としてズレていた面もある。頂いたコメントを参考に執筆に向かいたい。
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