2021年8月15日日曜日

概要

 普段,自分が手掛けている論文については触れない。
 構想はしばしば紆余曲折があるので公表しにくい。
 構想は固まると,執筆に取りかかるのでここで紹介する暇がない。
 書き終われば,関心は次の論文に向かい,既に論文に記し,自分の中では確定したことを説明するのは億劫になる。

 しかし,今回は三兎を追う形になっており,途中で投げ出しては困るので,見通し,構想について明らかにしておく。もちろん途中で変わりうるのは先に触れたとおり(構想の変化は進化。恥ずかしいけど)。


仮題取り上げるテーマ論点結論 
五輪後の働き方(学部公開講座,9月)「ジョブ型雇用」「限定正社員」取り上げられる背景唱える者により意図・背景がそれぞれ異なる。しかし,外国人労働者の採用,進まぬ同一労働同一賃金原則の対応等から職務をできるかぎり明確化する必要がある。
剰余価値の形成と労働資本による剰余価値の形成最近の経済原論における(剰余)価値と(剰余)労働の関係づけ剰余価値実体論に偏り,剰余価値形態論が薄い。
背景に労働生産過程の設定あり。
マルクスのアソシエーション論将来社会像としてのアソシエーションの理論的位置付け『資本論』冒頭商品論の「商品の物神的性格とその秘密」における「自由人のアソシエーション」を位置付ける3つの二元論(物象的/人格的依存関係,私的/社会的労働,私的/共同的所有)3つの二元論に齟齬あり。
それぞれ将来社会像に制約を与えている(共同体志向,直接的生産労働者中心主義,生産手段の共有)。
労働生産過程論に先行する労働の社会的位置付けが原因
労働過程論に立脚することに多様かつ多層的な諸労働を視野に入れたアソシエーション論が可能

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