8月21日 第47回仙台経済学研究会(zoom開催)で「マルクスのアソシエーション論とその枠組み」を報告したところいくつか質問,コメントを頂いた。
その前にタイトルの「マルクスのアソシエーション論」とは,マルクスが様々な意味で用いたアソシエーション概念の内,「自由人の結合体」(原語はAssoziationではない)を示した『資本論』第1部第1章商品の第4節「商品の物神的性格とその秘密」における議論を指している。
質問,コメントを類型別に示すと
- マルクスは小商品生産を念頭に置いているのか?
- 1857-58年草稿における「人類史の三段階区分」とは別では?(後者も前2段階をそれぞれ人格的依存関係,物象的依存関係と捉えているが,第3段階は第2段階における個人の成立という普遍的側面を踏まえた発展と捉えている)
- マルクスのアソシエーション論は何を典拠にしているか?
- ルソーの一般意志との異同は?
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