2021年9月8日水曜日

スタイルを変える

  慣例として会議を入れないことになっている8月が終わり,9月になると,あるいはその前くらいから大学の様々な業務が入ってきた。

 他方,3つの任務はほぼ締切りが決まっている。
 論文の一つは,12月下旬が締切りと決まっている。
 もう一つは随時受付けだが,構想を固めているので,早いに越したことはない。
 (来週担当の公開講座は既にスライドを完成させており,再確認・微調整が必要な程度)

 三兎追っているため,時間は案外短い。

 通常は章の下の節毎に順番に文章を埋めている。
 事前に構想ノート,スライドで何度も展開を練って章節構成を決めているが,実際に文章にしてみると,論理展開の無理が明らかになり,節構成を組み直すことが良くあるので,文章の展開通り,順番に埋めてみるスタイルをとってきた。

 しかし,今回は1つの論文の締切りが決まっている。
  次回投稿と見送ることは出来ない。
  既に先月2つの研究会で報告を終え,構成には無理がないように受け止めている。

 そのため,今回は,むしろ構成が崩れないよう,事後的に変更されないように全章節について文章を先に埋めていく方針だ。
 もちろん理展開や章節構成を示すスライドでもそれぞれ1,2文程度は内容を叙述しているが,今回は,文章表現,展開は後で補正することにして,まず結論まで書き進めることにした。

 実際に始めてみると,文章の無理が目について校正に手間取るあるいは拘泥してしまう。
 「真理は細部に宿る」。
 文章あるは字句レベルの推敲は重要だ。
 しかし,それをしてしまうと,全体の完成が遅れる,場合によっては,話がズレていって構成変更に結び付く。

 そう戒めながら筆を執り始めた。





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