2016年7月3日日曜日

後日

7月1日 経済原論はテキスト第16章景気循環。第12章の資本蓄積論を第13-15章の市場機構論(生産価格,商業信用,商業資本等)を踏まえて,再構築するような内容だ。
 
第12章が位置する生産論は,専ら資本・賃労働関係が主題となる。
新しく価値(v+m)を生み出し,資本・賃労働関係でどのように分配されるかという話だ。
他方,第15章の位置する分配論は,個別資本が利潤率の増資を目指しながら相互に競争を繰り広げる,その過程で市場機構が整備され,結果として利潤率の均等化が進むという話だ。

「次元の相違」は以前から指摘されている。
しかし,2つの話を統合する際にその相違が十分意識されてきたか,疑問に思えた。

残念ながらその疑問を文章にする,論文にするにはまだ時間を要する。
後日を期したい。

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