2015年11月27日金曜日
1日では途切れない
11月21日,22日一橋大学にて開催された経済理論学会第63回全国大会に参加。
所属する研究会がここで開かれたことはなく,初めてのキャンパス。
広くて落ち付いている。
駅前からキャンパスまでにファミレスやファーストフードが点在しており,訪問者が食事を取るところを探すのにも便利。
正門近くにバーミヤンは,地元から撤退していたので,久しぶりに利用した。
ここの麻婆豆腐を食すると,ファミレス残業で週2,3回利用していたことを思い出す。
土日続けて通い,2日とも麻婆豆腐だったのはその懐かしさからか。
もう数年前,いや10年も前のことかな。
結局,2日続けてバーミヤン,2日づけて麻婆豆腐+小ライス+ドリンクバー。
思い出は1日では途切れないことが分かった。
所属する研究会がここで開かれたことはなく,初めてのキャンパス。
広くて落ち付いている。
駅前からキャンパスまでにファミレスやファーストフードが点在しており,訪問者が食事を取るところを探すのにも便利。
正門近くにバーミヤンは,地元から撤退していたので,久しぶりに利用した。
ここの麻婆豆腐を食すると,ファミレス残業で週2,3回利用していたことを思い出す。
土日続けて通い,2日とも麻婆豆腐だったのはその懐かしさからか。
もう数年前,いや10年も前のことかな。
結局,2日続けてバーミヤン,2日づけて麻婆豆腐+小ライス+ドリンクバー。
思い出は1日では途切れないことが分かった。
2015年11月16日月曜日
風邪の言い訳
11月14日土曜日朝一番,熱を伴わない咳でも用心して診てもらったところ,
「熱はこれから出ます。週末は絶対に安静にしてください」。
今まで軽い咳や微熱でも仕事を続け,いよいよ高熱となって病院に駆け込み,2,3日寝込む生活を繰り返していた。
そこで発熱前に駆け込んだわけだが,寝込まざるを得ないのは同じ。
つまり風邪を引いたら,症状の軽重に関係なく,安静以外にない。辛いところだ。
ここしばらく毎シーズン1,2度は風邪で寝込んでいるが,本格的な冬入り前にこれで2度目なので,
先行きもっと辛そう。
寝飽きて先週買った新書。
洛外嵯峨で育ち,現在は近郊宇治市に住む著者が洛中(その中でもさらに階層意識がある)の中華思想という視点から京都の今と伝統を。
11月15日夕方 肩こりがひどく,行きつけのジムでマッサージ。金曜日から3日,体を動かしていないので,その後,少しマシン。汗をかいたところで,絶対安静を思い出し退出。
11月16日 大学院時代の副主任教員,福留久大先生からいただいた手紙に返事を認める。
届いたのは4月半ばだから失礼この上ない。
お詫び,言い訳で埋めてしまった。
「熱はこれから出ます。週末は絶対に安静にしてください」。
今まで軽い咳や微熱でも仕事を続け,いよいよ高熱となって病院に駆け込み,2,3日寝込む生活を繰り返していた。
そこで発熱前に駆け込んだわけだが,寝込まざるを得ないのは同じ。
つまり風邪を引いたら,症状の軽重に関係なく,安静以外にない。辛いところだ。
ここしばらく毎シーズン1,2度は風邪で寝込んでいるが,本格的な冬入り前にこれで2度目なので,
先行きもっと辛そう。
寝飽きて先週買った新書。
洛外嵯峨で育ち,現在は近郊宇治市に住む著者が洛中(その中でもさらに階層意識がある)の中華思想という視点から京都の今と伝統を。
11月15日夕方 肩こりがひどく,行きつけのジムでマッサージ。金曜日から3日,体を動かしていないので,その後,少しマシン。汗をかいたところで,絶対安静を思い出し退出。
11月16日 大学院時代の副主任教員,福留久大先生からいただいた手紙に返事を認める。
届いたのは4月半ばだから失礼この上ない。
お詫び,言い訳で埋めてしまった。
2015年11月7日土曜日
パートとフルタイム
「毒を食らわば皿まで」ほどの覚悟はないし,実際底まで時間を費やしたわけではないが,
引き続き『就業形態の多様化に関する総合実態調査』平成26年版より,雇用形態の違いに着目した興味深いデータを紹介しよう。
雇用形態毎の正社員への転換希望だ。
正規雇用全体を取れば,正社員への転換を望まない者が4分の3を占めるが,それは数としては主婦の家計補助的労働でアルパートタイム労働者が圧倒的多数であるからであろう。
正社員と同じフルタイム就労である契約社員,派遣社員では正社員への転換希望が4分の3に達する。
同じく雇用形態毎の有期契約への転換希望。
最後は月給はどの辺りが多いか。
やはり正社員と同じフルタイム就労である契約社員や派遣社員と,文字通りパートタイムの労働者との違いが出ている。
また,正社員との差も見て取れる。
引き続き『就業形態の多様化に関する総合実態調査』平成26年版より,雇用形態の違いに着目した興味深いデータを紹介しよう。
雇用形態毎の正社員への転換希望だ。
正規雇用全体を取れば,正社員への転換を望まない者が4分の3を占めるが,それは数としては主婦の家計補助的労働でアルパートタイム労働者が圧倒的多数であるからであろう。
正社員と同じフルタイム就労である契約社員,派遣社員では正社員への転換希望が4分の3に達する。
同じく雇用形態毎の有期契約への転換希望。
最後は月給はどの辺りが多いか。
やはり正社員と同じフルタイム就労である契約社員や派遣社員と,文字通りパートタイムの労働者との違いが出ている。
また,正社員との差も見て取れる。
過去の木鐸
昨6日の日経新聞電子版に「アベノミクス,最後の賭けは内部留保350兆円」という解説記事が載った。
郵政3社の上場を済ませ,「日銀,年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF),地方公務員共済組合連合会,かんぽ,ゆうちょの「5頭の鯨」がアベノミクスの官製相場を支える構図がほぼ完成した形だ」。
だが,先行き楽観はできない。実質成長率は14年度マイナス0.9%,今年も4~6月期はマイナス1.2%だった。「そこで安倍政権が躍起となっているのが,企業が抱え込んでいる内部留保の吐き出し」であり,「カギを握るのは,政府が検討している「法人実効税率20%台への早期引き下げ」のカードをどう生かすか,だ」。
記事は最後に,規制緩和と並ぶ「アベノミクスのもう一つの柱である日銀の異次元緩和は,日銀が銀行などから国債を買い上げても資金が日銀に還流し,日銀内の銀行の当座預金が積み上がるばかり。当初のもくろみのように,市中にお金が出回りインフレになる構図は実現していない。企業の内部留保をどう取り崩すかが,アベノミクスの最後の賭けになるかもしれない」と結んでいる。
法人税を現在したからと言って,さらに現在計画を前倒ししたからと言って,賃上げと同様,企業の判断である内部留保の吐き出しがすんなり進むとは思えない。
記事も「政府・与党内には高収益でも投資を拡大しなかった企業への不信は強く,一律法人減税への反対論もある」と指摘している。
記事は「官製相場」の存在を指摘し,異次元金融緩和が「市中にお金が出回りインフレになる構図は実現していない」と辛らつな批判をしていながら,また円安等による企業利潤の拡大が投資拡大に結びついていないことを認めながら,「法人減税とセットで」という見出しを付け,「カギを握るのは,政府が検討している「法人実効税率20%台への早期引き下げ」のカードをどう生かすか,だ」とあたかも法人税減税が投資拡大の前提であるかのような論調を張るのは矛盾していないだろうか。
既に結果が出た政策は批判できても,現在の政策主張を批判できないのでは「社会の木鐸」の役割を果たせないであろう。
郵政3社の上場を済ませ,「日銀,年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF),地方公務員共済組合連合会,かんぽ,ゆうちょの「5頭の鯨」がアベノミクスの官製相場を支える構図がほぼ完成した形だ」。
だが,先行き楽観はできない。実質成長率は14年度マイナス0.9%,今年も4~6月期はマイナス1.2%だった。「そこで安倍政権が躍起となっているのが,企業が抱え込んでいる内部留保の吐き出し」であり,「カギを握るのは,政府が検討している「法人実効税率20%台への早期引き下げ」のカードをどう生かすか,だ」。
記事は最後に,規制緩和と並ぶ「アベノミクスのもう一つの柱である日銀の異次元緩和は,日銀が銀行などから国債を買い上げても資金が日銀に還流し,日銀内の銀行の当座預金が積み上がるばかり。当初のもくろみのように,市中にお金が出回りインフレになる構図は実現していない。企業の内部留保をどう取り崩すかが,アベノミクスの最後の賭けになるかもしれない」と結んでいる。
法人税を現在したからと言って,さらに現在計画を前倒ししたからと言って,賃上げと同様,企業の判断である内部留保の吐き出しがすんなり進むとは思えない。
記事も「政府・与党内には高収益でも投資を拡大しなかった企業への不信は強く,一律法人減税への反対論もある」と指摘している。
記事は「官製相場」の存在を指摘し,異次元金融緩和が「市中にお金が出回りインフレになる構図は実現していない」と辛らつな批判をしていながら,また円安等による企業利潤の拡大が投資拡大に結びついていないことを認めながら,「法人減税とセットで」という見出しを付け,「カギを握るのは,政府が検討している「法人実効税率20%台への早期引き下げ」のカードをどう生かすか,だ」とあたかも法人税減税が投資拡大の前提であるかのような論調を張るのは矛盾していないだろうか。
既に結果が出た政策は批判できても,現在の政策主張を批判できないのでは「社会の木鐸」の役割を果たせないであろう。
就業形態と雇用形態
11月5日厚労省よりl『就業形態の多様化に関する総合実態調査』平成26年版が発表され,翌日の新聞には「非正社員、初の4割 人件費抑制、背景に」(朝日),「非正社員「不本意」は減少 14年、厚労省調査」(日経)という見出しが躍った。
記事は「非正社員を雇う理由として一番多かったのが「賃金節約」で」「人件費を抑えたい企業が非正社員で労働力を補っている実態が浮き彫りになった」(朝日),「非正規社員を選んだ理由は「自分の都合のよい時間に働ける」という回答が4割近くで最も多かった。雇用環境の改善で、不本意ながら非正規社員を選んだという回答は4.4ポイント減り、18.1%だった」(日経)と解説している。
事業所が「非正社員を雇う理由として一番多かったのが「賃金節約」」というのは間違いないが,その回答の率は前回,平成22年調査よりむしろ減っており,今回増えたのは「即戦力を求めて」や「正社員を確保できないため」であった。
もちろん,正社員が賃上げしたから確保できなかったという意味では賃金節約が主要因であろうが,報道としては正確ではない。
また,当の本人が非正規として働く理由として,「「自分の都合のよい時間に働ける」という回答が..最も多かった」のは間違いないが,その比率は前回に比し若干落ちている。増えたのは「専門的な資格を活かせるから」や「家庭の事情と両立しやすいから」であった。
さらに重要なのは,同じ非正規でも雇用形態によって主な就労理由が異なる,ということである。
パートタイム労働者は,「自分の都合のよい時間に働ける」がトップ,次いで「家計の補助を得たいから」「家庭の事情と両立できるから」であった。
これに対して,契約社員は,「専門的な資格を活かせるから」,「正社員として働ける会社がなかったから」の順であった。
派遣労働者になると,「正社員として働ける会社がなかったから」がトップである。
就業形態と言えば,雇用者,自営業者,家族従業員であるが,既に70年代には雇用者が7割を超え,今や9割が雇用者である。
そして,雇用者の,雇用形態で言えば,2002年くらいから非正規雇用が3割を超え,今や4割に達している。
だからこそ,パートタイム労働者,派遣社員,契約社員等,雇用形態別の分析が重要になっているのではないか。
記事は「非正社員を雇う理由として一番多かったのが「賃金節約」で」「人件費を抑えたい企業が非正社員で労働力を補っている実態が浮き彫りになった」(朝日),「非正規社員を選んだ理由は「自分の都合のよい時間に働ける」という回答が4割近くで最も多かった。雇用環境の改善で、不本意ながら非正規社員を選んだという回答は4.4ポイント減り、18.1%だった」(日経)と解説している。
事業所が「非正社員を雇う理由として一番多かったのが「賃金節約」」というのは間違いないが,その回答の率は前回,平成22年調査よりむしろ減っており,今回増えたのは「即戦力を求めて」や「正社員を確保できないため」であった。
もちろん,正社員が賃上げしたから確保できなかったという意味では賃金節約が主要因であろうが,報道としては正確ではない。
また,当の本人が非正規として働く理由として,「「自分の都合のよい時間に働ける」という回答が..最も多かった」のは間違いないが,その比率は前回に比し若干落ちている。増えたのは「専門的な資格を活かせるから」や「家庭の事情と両立しやすいから」であった。
さらに重要なのは,同じ非正規でも雇用形態によって主な就労理由が異なる,ということである。
パートタイム労働者は,「自分の都合のよい時間に働ける」がトップ,次いで「家計の補助を得たいから」「家庭の事情と両立できるから」であった。
これに対して,契約社員は,「専門的な資格を活かせるから」,「正社員として働ける会社がなかったから」の順であった。
派遣労働者になると,「正社員として働ける会社がなかったから」がトップである。
就業形態と言えば,雇用者,自営業者,家族従業員であるが,既に70年代には雇用者が7割を超え,今や9割が雇用者である。
そして,雇用者の,雇用形態で言えば,2002年くらいから非正規雇用が3割を超え,今や4割に達している。
だからこそ,パートタイム労働者,派遣社員,契約社員等,雇用形態別の分析が重要になっているのではないか。
2015年11月4日水曜日
三日坊主の快感
いまさら記すまでもないが,経済にも社会にも関心はある。
加えて抽象的な理論科目を担当しているため,
少しでも現実との関連を示そうと,
新聞記事のスクラップをしている。
図表やイラストはアピール度が高いので,ついつい保存したくなる。
しかし,
新聞記事を切り取って,冊子に貼り付けても,
かさばる一方で,記事自体を顧みることはほとんどなかった。
結局「三日坊主」で終わる,の繰り返しだった。
新聞記事の電子版が登場して以降は,
記事全文がWEBで閲覧でき,図表も画像ファイルとして保存できるようになったので,
記事内容を講義資料に引用したり,
図表もパワーポイントにそのままあるいは加工して貼り付けたり,
再活用の頻度が高まった。
特にEvernoteを利用するようになって,
その場で読むつもりはなく,後で読もうか,という程度の関心のやや低い記事でも,
いったんスクラップしておけば,
後で容易にキーワード検索できるので,
再活用の頻度が増し,使い勝手が良くなった。
研究費で利用できる容量を拡大させたほどだ。
と同時に,スクラップの作業も膨らんだ。
電子版は,朝日新聞と日本経済新聞を契約しているので,
二紙のスクラップをするだけで数十分かかる。
重要記事は,寝起き自宅でチェックしているが,
なるべく早く最新記事に全文目を通しておきたいものの,
登校一番スクラップしていてはそれだけで疲れ,他の仕事に差し支える。
しかし,昼休みや午後に回せば,数時間、情報から遮断されたような気もする。
今日のように新聞休刊日は,「三日坊主」で終わったときのように解放感でホッとできる。
加えて抽象的な理論科目を担当しているため,
少しでも現実との関連を示そうと,
新聞記事のスクラップをしている。
図表やイラストはアピール度が高いので,ついつい保存したくなる。
しかし,
新聞記事を切り取って,冊子に貼り付けても,
かさばる一方で,記事自体を顧みることはほとんどなかった。
結局「三日坊主」で終わる,の繰り返しだった。
新聞記事の電子版が登場して以降は,
記事全文がWEBで閲覧でき,図表も画像ファイルとして保存できるようになったので,
記事内容を講義資料に引用したり,
図表もパワーポイントにそのままあるいは加工して貼り付けたり,
再活用の頻度が高まった。
特にEvernoteを利用するようになって,
その場で読むつもりはなく,後で読もうか,という程度の関心のやや低い記事でも,
いったんスクラップしておけば,
後で容易にキーワード検索できるので,
再活用の頻度が増し,使い勝手が良くなった。
研究費で利用できる容量を拡大させたほどだ。
と同時に,スクラップの作業も膨らんだ。
電子版は,朝日新聞と日本経済新聞を契約しているので,
二紙のスクラップをするだけで数十分かかる。
重要記事は,寝起き自宅でチェックしているが,
なるべく早く最新記事に全文目を通しておきたいものの,
登校一番スクラップしていてはそれだけで疲れ,他の仕事に差し支える。
しかし,昼休みや午後に回せば,数時間、情報から遮断されたような気もする。
今日のように新聞休刊日は,「三日坊主」で終わったときのように解放感でホッとできる。
登録:
投稿 (Atom)