実際に開いてみると、。
等々,様々なことで戸惑った。
開催経験をゼミ生の間に引き継いでいなかったし,過去の大会をゼミ生に任せきりにしていたこちらにもそのノウハウはなかった。
特に感じられたのは,論点の設定で,ゼミの合間に発案者の挙げた学生にプレゼンの予行練習をさせてみて,
アドバイスをしてみたが,
問題意識がかけ離れている他の学生も構成に即した細かなことはコメントしなかった,あるいはできなかった。
「トライ・アンド・エラー」の精神でやらせてみたのだが,
他大学の学生には論点の意味が皆目わからかったようだ。
発案者の現代社会に対して大きな疑問を持っていることは分かっても
それぞれのラウンドで何を問題にしようとしてるのかは伝わらない。
一言で言えば,発案者のみならず,ゼミとしても勉強不足,ということだろ。
現代社会の,技術,企業それぞれ様々な角度から検討可能であるにもかかわらず,
どの角度からの議論をしようとしているのかハッキリしない。
この点を他者,他大学の学生とも共有するには,客観的に存在する従来の議論を踏まえた上で論点明示するほかないが,
その知識が乏しいので明示できなかったわけだ。
現代への疑問,発想を重視してゼミ運営してきたが,
もうすこし学問よりと言わないまでも,「体系立てる」ことを意識した知識の積み上げが必要だ,と痛感した。
それでも,昨年2度の合同ゼミとも直前にドタキャンしていたゼミ生が開催を「引き受けてみたい」と名乗ったことは率直に喜ぶことができた。
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