今週初め後期の,(担当学生との)アドバイザー懇談会が開かれ,
いよいよ後期の授業が始まった。
その直前の先週には,前期の基盤教育及び専門教育に対する学生の授業評価のスコア集計表と個別のアンケート票そのものが返却された。アンケート用紙の裏面は自由回答欄で,その授業の良かった点,悪かった点が記されている,
私の科目のスコアは例年決して高くない。
特に今年度前期は,持ち込んだノートPCの動きが不安定で,スライド上映に手間取ることが特定の科目で頻出していたので,スコアには期待はしていなかった。
ところが,驚いたことに基盤教育以外は昨年度よりも総合点が上昇している。僅かばかりであるが,。。。
参考になるのは実際のコメントだ。
科目毎に違う部分も多いが
担当科目に共通して指摘されていることも多い。
悪かった点は
・配布資料に載せた図表に不鮮明なところがある。
・話が一本調子。
・説明が難しい。
・確認問題の解答がわかりにくい時がある。(最後に択一式の内容確認問題を行ない,指名して答合わせをしているが,どれが正解かわからなかった,ということであろう)
良かった点としては,聞かれてわざと答なのかも知れないが,
・毎回の確認テストがあり,内容の確認になっている。また期末試験一本勝負ではない点が良い。
・レスポンスカードの質問はちょっとしたものでも必ず答えようとしてくれた。
・配布資料を事前にアップロードしてくれる。
なぜ若干でもスコアが上がったか,と考えてみると,
これまで質問・感想の受付をWebで行なっていたところを,
単純に紙のレスポンスカードに替えたことが大きく影響したのであろう。
全文読んでいるのは,Web入力でも,紙への記入でも変わりないが,
やはり紙ベースの方が,教師が学生に対し一対一で向かい合い,質問や要望に応えようとしている姿勢が学生にも伝わるのであろう。
中には「ノートPC買い替えて下さい」という身も蓋もないコメントや,
「専門用語を使わないと専門教育にならないとのことだが,興味を持って貰わないと,それ以前の問題になる」という厳しいコメントもあった。
一層の工夫が必要であろう。
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