2013年11月22日金曜日

今回も撃沈

11月20日 朝から夕方までスタバ。ジム経由でドトールに着いた時にはもぬけの殻。
11月21日 宮城学院女子大学「経済社会特論」で高齢者医療制度。旧老人保健制度から後期高齢者医療制度導入の流れを解説した後,新聞記事「一からわかる後期高齢者医療制度 なぜ75歳から別制度?」(朝日新聞,2006年6月15日)の読み取り。読み取りの設題にはいつも悩む。要は後期高齢者医療制度の特徴,旧老人保健制度のままでは実現できない後期高齢者医療制度ならではの仕組み,言い換えると制度導入の趣旨,目的を問いたいのだが「内容が難しくてよくわからなかった」。今回も撃沈。

前にも記したかも知れないが,保険料の年金からの源泉徴収,運営の広域化(都道府県単位),後期高齢者終末期相談支援料制度,後期高齢者診察料制度(担当医の定額払い)は後期高齢者医療制度と一緒に08年度から始まった新制度ではあるものの,老人保健制度の元では実現できなかったわけではない。むしろ75歳以上の老人を被用者保険や国保から脱退させ,老人独自の保険を作った点が後期高齢者医療制度ならではの特徴であった。それ以前は現役世代と老人が一緒の保険に入っていた。つまり,老人「保健」制度は独自の「保険」ではなく,老人医療を分担するための拠出金制度であった。
その目的は,高齢化に伴い,各保険の老人保険拠出金が増大し(記事では「保険料の2割」),赤字の保険も出ている状況下で,老人だけの保険を作り,老人医療費への老人自身の分担をにし,費用抑制の当事者意識を持って貰うことでにった。すなわり本人の窓口負担以外の老人医療費の内,税金負担5割の,さらに残り5割を保険が負担する点では新旧制度に違いはないものの,旧老人保健制度では現役世代と老人が一緒に加入している各保険が分担していたのに対し,新制度では現役世代の保険が4割,後期高齢者医療制度が1割と負担割合を明確にしている。

やはり難しい^^;。
記事読み取り前のスライド解説では,73年の老人医療無料化時代に遡って解説していたが,新旧両制度の比較対照に絞るべきか?

青木孝平さんより抜刷3篇。
  • 「コミュニタリアニズムと経済学批判」(『情況』9.10月合併号)
  • 「書評 松井暁『自由主義と社会主義の規範理論』」(『季刊経済理論』50-3)
  • 「書評 岩淵慶一『増補 マルクスの疎外論』」(『社会思想史研究』37)
御礼申し上げます。

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