昨日の党首討論。
谷垣自民党総裁が,自民党と民主党は東北新幹線と上越新幹線。大宮までしかご一緒ではない,と同じ消費税増税と言っても行き先が異なることをたとえたのに対して,
野田首相が,東北新幹線と上越新幹線ほど路線が異なっているとは思いません。行き先が秋田か仙台かの違いでしょう。福島まで一緒に行けます,と答弁していた。
実際は東北新幹線で仙台まで一緒だ。
首相はおそらく山形新幹線と秋田新幹線を混同したのであろう。
山形新幹線は福島で東北新幹線と分岐し,在来線を山形の先,新庄まで走っているが,秋田までは行かない。
秋田新幹線は,仙台の先,盛岡で東北新幹線と分岐し,在来線を秋田まで走っている。
野田首相は「行き先は山形,仙台と違っても福島までご一緒」と答えた方が良かった。
逆に谷垣総裁は首相の間違いに対し「仙台まで一緒です」と切り返さなかったのは,増税協議拒否の手前,正しいかもしれない。
しかし,たとえ話はあくまでたとえ話。
増税の目的,時期がどこまで一緒で(協議可能で)どこから先が総選挙の争点かを明らかにしてくれた方が,政治家の責務を果たせたと言えるのではないだろうか?
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