2023年8月20日日曜日

一休み

   最近の,経済原論のテキスト(概説書)における特別剰余価値概念の超過利潤概念への統合現象を題材に,それが経済原論に投げかける問題を考える,が秋の学会報告の趣旨だ。

 6月の西南部会報告は「わかりにくい」とのコメントを受けた。
  統合論の投げかける方法論上の問題の検討に終始し,学問上の成果が見えにくい,と理解して,学問上の論争の1つを取り上げ,その問題への適用を試みた。その論点の選択に迷った。

 昨日,第49回仙台経済学研究会で「特別剰余価値の超過利潤へ統合論が投げ掛ける諸問題」と題して報告してみた( 東北大学経済学部, 23/8/19)が,コメンテーターのT.O先生からのコメントは生産論の展開主体と特別剰余価値規定の意義に関するものであった。

 具体的な論点の展開というより理論点の追加に終わって否か,全体の構成に無理があったのか再検討する必要があるが,この間,ろくに夏休みもなかったので一休みしたい。 


 

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