(前稿のような議論は,経済原論を先行しない者にはピンとこなかったであろう。こちらももう少し詰める必要がある)
先行研究に批判的検討を加えると,問題意識,問題意識が異なる,というコメントを受けることがある。
これに対しては,大別して2つないし3つの違和感を覚える。
- 本当に問題意識が異なるのか?
原論の個々の論点には複数の見解があり得るが,それが問題意識の違いと言えるか? - (上と裏表の関係にあるとも言えるが)特定の問題意識を持つとなぜそのような理論展開になる,と説明できているのか?
- (これも上と重なるが)同じ問題意識にあると称していても,原論の個々の論点では違いが生じているが,それらは相互に批判的に検討したうえで規定されているのか?
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