半月前,12月14日に書きかけで終わっていた記事。
一仕事終え,しばらくテーマ外の文献を手にとって勉強しようとしていたが,直に学務に追われてそれも沙汰止みになった。
広い意味の勉強は続けなければならないが,次のテーマを漠然としたものであれ,頭に描きたい。
12月12日投票の英国議会選挙,EU離脱を掲げる保守党が圧勝し,労働党が大敗したことは意外とも当然とも思えた。
意外というのは,先の国民投票はEU離脱が勝利したものの,投票に行かなかった者,特に離脱反対の若者には,離脱最強硬派のジョンソンが党首を務める保守党には投票しないだろう,と思ったからだ。
当然というのは,労働党が公共交通機関等の「国有化」を掲げていたからだ。
従来の公共サービスの中には,国の責任で維持すべきものがあるのは確かである。
しかし,それは一律ではないし,関与の仕方にはいろいろありうるからである。
半月経って読み返すと,かんぽ生命のノルマ問題,不適切な勧誘問題,その後の総務省からの情報漏洩等々,わが国でも国の関与のあり方が真剣に議論されるべきであるにも拘わらず,その時々の政治情勢で組織運営が翻弄されているように見える。
単純に民営化すれば良いわけでないのは当然だが,制度設計が曖昧なままでは「名ばかり民間会社」で実態は旧官庁の,代々引き継ぐべk9天下り先という点でしか,つまり事なかれ式に管理されないことになる。
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