2016年5月23日月曜日

スライドの枚数

講義でも研究発表でも,パワーポイントなどスライド上映する者が多い。

従来,90分の講義資料は18枚を目処としてきた。
A4版用紙に6スライド配置すると,A3版用紙では裏表で24スライド利用できる。
しかし,自分の場合,文章中心なので,24スライドではしゃべりっぱなしになる。
そこで,A4版3頁文の18スライドを目処にした。

別に24スライドを下回れば,22でも20でも良さそうだが,
投稿論文の紙幅制限と同じで,自分のなかにそういう目安を設けた。

しかし,前回の補足に時間を割いたり,
一つ一つのスライドに補足説明を加えたりしていると,
時間が足りなくなる。

スライドに叙述されていることを口にするだけでは
講義を聴かなくても良いことになるし,
理解を捗らせるために補足している。

それでも毎回の講義に関する分量適切度を聞くアンケートでは
3を適切,5を多すぎ,1を少なすぎとする5段階評価では,
ほぼ毎回3を超えていた。といっても3点台がほとんどだが。

ところが,久しぶりに私学で多人数を相手に講義してみると,
質問を裁くためには同じ90分でも通常より早く講義を終えていなければならない。
もちろん,講義するのは全体の一部だし,質問の内容も講義内の内容についてよりも
オンラインキャンパスを利用した成績管理に関するものその他が多かったりする。

それでも全体で300名弱いるので,その一部とは言え,質問に答えるには時間が掛かる。
先週は,その時間を確保するために予定の2/3段階で止めていた。

同様のことは本務校でも時々起きていた。

そこで,スライド枚数を思い切ってA4版用紙裏表12スライドに減らすことにした。
しかし,減らすとなると,講義内容を絞るか,2週に分けるかしなければならない。

それでも,最後が駆け足,詰め込みで終わったり,途中で終わったりすることは避けたい。
毎回1,2問行なっている確認問題の答え合わせ,解説,選択肢ではあれば誤答肢の解説もした方が良いに決まっている。

直ちにスライド枚数を2/3に圧縮できるかは不明だが,
目標,目処を持たなければ,成果は危うい。

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