大震災経験者としてはエリアメールのアラーム音にはどきっとする。
今回も10日21時に避難準備情報発令,23時に避難韓国発令が届いた。(その後夜間に対象地域追加,河川の情報が届いていた)
住んでいるのは川岸から200m近い上り坂の末端辺りなので,心配していなかった。
むしろ避難場所である小中学校まで移動する方が危険と考えられた。
(メールでは行政区単位で指定されていたが,実際の指定はもっと細かかったようだ。)
翌11日はどうしても山形に行かなければならない用事があった。
高速バスは10日始発から運休しており,午前の早い便は動いていた仙山線も運休になっていたが,
雨が収まれば,と規定していた。
当日も,早朝,JRやバス会社のHPより終日あるいは当面運休という情報を得て,一旦諦め,関係者にも欠席の連絡をしていたが,
8時前に山形自動車道IC-宮城川崎IC間の通行止め解除という情報を得ると(NEXCOのサイトの運休箇所欄に解除メールを予約していた),山形に向かう気持ちが俄然湧いてきた。
仙台山形間の往来は,極端な迂回を別にすれば,JR仙山線,高速道路か国道286号線,あるいは東根市,天童市まで出て南下する国道48号線経由となる。
高速道路と国道286号線は共に笹谷トンネルを利用して山形に出る。
今回のようにJR仙山線と国道48号線が利用できない状況下で,笹谷トンネルを含む山形自動車道IC-宮城川崎IC区間が通行止めであれば,
山形まで行くのはほぼ無理と言って良い。
逆にこの間が利用できれば,あとは宮城川崎ICまでの道を確保すれば,山形に辿り着く。
宮城川崎ICまでの一般道の状況を調べてみたが,情報が錯綜しており,一部運休という情報もあった。
しかし,一般道なら迂回路はあるだろうという判断で9時過ぎに自宅を出発した。
実際には宮城川崎ICまでの距離の半分くらいまで辿り着くのに1時間以上掛かっていた。
しかし,大渋滞のお蔭で,車が止まっている間,道路情報を逐次チェックできていた。
10時過ぎに東北道の通行止めがなくなっているのに気付いて(その区間は当分通行止め解除は無理だろうとメール登録していなかった),
仙台南ICまで引き返して高速道に乗り,山形に向かった。
一般道で酷い渋滞に巻き込まれアイドリング多発したものの,道中雨知らずだったので,降雨被害のことは忘れていた。
しかし,山形市内に入ってからエリアメールが鳴った。
雨は止んでいたのに,仙台でまた被害が予想される事態が発生したのかと不安を覚えた。
到着後確認したところ,山形市山寺地区を対象にした避難準備情報が解除されたとの知らせだった。
生命を脅かす事態ではない避難準備情報解除のメールはアラームを鳴らさないで欲しい。