2021年3月21日日曜日

大きく変わった報告のポイント

 3月20日(土)21日(日) 2件の月末報告の準備。
 1件目はまだ結論、その含意について十分納得できない。それにしても8月仙台経済学研究会での報告以後、構想も変転を遂げたものだとひと感慨。

 2件目、「グローバル資本主義の変容と労働」の論点(1)は日本的雇用慣行の存続を、コロナ禍で中止になったものの、1年前に報告が予定されていたので、報告資料は既に作成済みだ。
 しかも、その存続をアピールしようとしていた日本的雇用慣行は、正にコロナ禍という世界的大不況の下で遺憾なく発揮された。
 しかし、資料を読み返してみて、
・日本型雇用解体論の要点とその変化を追って、長期不況という状況に依拠していたこと、逆に日本型雇用は大不況が再来したからこそその特徴が発揮されたことを示すことにした
・1年前の資料でも試みていた貧困の所在を関連スライドを省いてアピールすることにした
 非正規雇用比率上昇=格差拡大論に対する疑問提示だ。この間、年齢階級別にみると、近年は65歳層以外は比率が低下している。しれでも非正規雇用「も」絡んで貧困が発生している、と言いたいのだ。
 こちらも構成の細部と含意が大きく変わったように思う。

 

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