この間,5月末まではかつての研究会報告へのコメントを参考に自身の考えを再検討していた。
コメント,批判への対応という形で論点を1つずつ考えるたびに,自分の考えがより一層クリアになった。言い換えると,それまでの自分の考えの浅さが明らかになる。しかし,同時にそれは考えが深まっていくわけだから,最初は難題に見えても自分なりの回答を得たときには充実感がある。
それを繰り返してきたわけだが,そうしている内に自身がまだ明らかにしていない点,穴も浮かび上がってきた。
ここ2,3年,純粋に経済原論的な研究をベースにより現実的な問題に適応できないかと,その可能性を探っていたが,今回の研究を練り直してうちに経済原論の領域に止まる必要も感じてきた。
というのも,最近の経済原論研究の傾向と自分の考えに開きが大きいことが明らかになり,これをそのまま見過ごすことは自分のこれまでの研究が見過ごされることになるのでは,と考えるようになったからだ。
その論点とは何か,このまま研究をその方向に進めるか未だ定かでないので,ここでは伏す。大仰かな?
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