2020年5月5日火曜日

宣言について

 緊急事態宣言はいろいろなことを考えさせられた。
 
 専門外なので手短に感想を。
・私権の制限自体はそれほど脅威に感じなかった。
 三密を避ける名目で集会を禁じられたとしても,こんにちではむしろネットの言動の方が威力がある。むしろネットに載らない政治的言動はあたかも存在しないかのような雰囲気は怖いが。。
・恐れたいたこと,国民の側が制限を求める雰囲気が出てることは現実化した。
 全国知事会が緊急事態宣言の全国一律延長を求めた。
 知事は制限する側だが。。住民に直接対面する立場にある。
 (インフルエンザ特措法では,緊急事態宣言の対象となる都道府県に私権の制限を委ねる。但し,都道府県は私権の制限に際し,国が定める基本的対処方針に従う必要がある。)
 市民の側から休業要請に従わない業者へのクレームが殺到したり,県外移動が禁止されていることから他県ナンバーの車への投石が起きている。
(同法では,都道府県に病床確保のための施設収容には強制収容権限を与えているものの,休業要請等には守らない業者名の公表を認めているだけで罰則はない)
 
 国の定める基本的対処方針一本で市民同士が攻撃し合うのにも違和感を覚える。
 宣言は持続しても対処方針はクルリっと変わる。
 休業要請が守られない背景には,補償が十分でない点があると思われるので,犯罪のように国が強制排除してもいないのに,市民が排除しないでも,と思う。
(政府は宣言を5月末まで延長するのに伴い,13の特定警戒都道府県でもは公園,図書館等は一定の対策をした上で自粛解除を認め,他の34県には,パチンコ他多くの業種で自粛解除を認めている。)

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