2020年1月14日火曜日

機微に触れる

 読書三昧,と言っても小説3冊の3が日の後はしばらく構想を練っていたが,休み明けの6日からは毎年請け負っている連合山形『春闘パンフレット』の「経済指標の解説」を執筆を再開。
 官庁公表の経済指標を新聞記事とと照合しつつ解説。
 但し,データによって公表時期がまちまちなので,最新データが未発表なものは翌週に残して書きつなげた。

 他方,先週末は,少し早めにオンラインで実施した東北学院大学「政治経済論2」のまとめシート2の採点。
 従来,期末試験は事前に問題の候補を2,3予告したうえで,最終日に行なっていた。
 しかし,予告したテーマが学生には上手く伝わらないことがあり,昨年度は事前に問題を記した答案用紙を配付し,最終日に回収する方式をとった。
 ただ履修学生が多数の場合,答案用紙を学生番号順に並べ変え,ワークシートに提出記録を入力する整理にけっこう時間が掛かる。
 中間試験,まとめシート1は以前からオンラインで実施していたが,今年度は前期の「政治経済論1」から期末試験に当たるまとめシート2もオンライン入力方式に切り替えた。
 この場合,「。。。について論ぜよ」「解説せよ」の論述式ではワークシート上でも読みにくいので,問題を小分けして,論点毎に20字以内,400字以内と字数を限定した記述式とした。
 しかし,字数を制限しても,記述式の場合,内容は学生により様々である。選択式問題ならば,正答肢と誤答肢を限定できるが,記述式はそれができない。たとえ,100字以内の問題でも,こちらの設定した採点基準と多少ズレた記述を正答とするか,部分点を付けるか判断に迷うことしばしばだ。また,採点している内にその判断がズレることもあるので,答案の読み直しを何度か行なう必要がある。つまり,短い記述式でも採点には時間が掛かる。オンライン出題の利点は集計作業くらいだ。

 今回も三連休費やして372名の採点を終えられず,結局3日目の夕方には作業を中断。
 ネットでインタビューを読んだ足立紳『喜劇愛妻物語』(幻冬舎文庫)。夫婦関係の機微にも触れ,頭の休養に充てた。

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