6月25日 経済経営系の教員が主に1年生に向けて一人1回ずつ担当科目の紹介を兼ねて講義する「総合講座III」。
「労働市場とセーフティ・ネットについて学ぼう」と題して,労働市場が正社員を中心とした内部労働市場と外部労働市場の2つに別れていること,内部労働市場にも離職の他に,定年制,雇用調整という出口があること,雇用調整は解雇に限らない(正社員には一時休業や配転・出向等数ステップがある)ものの非正規雇用はいきなり解雇であること,失業時のセーフティ・ネット,雇用保険,求職者支援制度,生活保護においても非正規雇用は不利な立ち番に置かれたり,給付が十分でないことを解説した。
学生は出席カードに感想・要約等を記すことになっていて,その中にいくつか質問があった。
「雇い止め=契約不更新の意味がよくわからなかった」
「失業給付を受けられない人はどうすれば良いのかと考えたが,生活保護受給者も増えているので,福祉の負担も大きくなっていくのではないか?」
「生活保護受給者が増えているのは,格差の拡大が原因ではなく,不正受給が増えたからでは?」
「生活保護と求職者支援制度の同時受給は可能か?」
「なぜ女性は非正規雇用比率が高いのか?」
翌日までにそれぞれに対する回答をスライドに図表を載せて示し,配布資料スタイルにして掲示を依頼した。
6月24日 教授会。組織改革についてはほとんど執行部内の質疑に終始。
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