2024年10月24日木曜日

不確定性の取り扱い

  話が長くなるので,この間考えていたことを簡単に列挙すると,
 8月末八王子合宿,SGCIME夏季研究合宿での,ある報告論文を読み直し,

  • 価値形成労働の基準
  • 流通費用の生産価格への計上の可否
・それらにともに係わる「流通過程の不確定性」の取り扱い

 今現在の疑問は,

  • 同じ論者,例えば故山口重克でも不確定性の取り扱いは異なるのではないか。
  • 「流通過程の不確定性」を根拠とした流通費用の費用価格への計上可否は価格論,現象面,すくなくとも上向法の終わりに近い場面での議論になる。
  • 費用としての不確定性を根拠とする価値形成労働は価値論での議論

 (今のところここまで)


 

2024年10月10日木曜日

晴耕雨読とはゆかない

 pすと勤め人生活で迎えるに当たってまず第一に心に浮かんだことは「毎日が日曜日では困る」ということだ。

 自宅は居心地は良いが,良すぎて気分が弛緩する。
  また同じことだが,オンとオフの使い分けが難しい。
 そこで以前は土日も近所のカフェに「出張」していた。
 しかし春先そのカフェが撤退してしまった。
 そこで4月から平日は朝から自転車を漕いで街中のカフェまで「遠征」することになった.
 2,3箇所使い分けているが,スッカリお馴染みになった。
 しかし,雨の日は自転車が使えない。
 勤め人ではない,通勤費も出ないのに,バスで行く程かとも思ってしまう。
 問題は雨の日が続いたときで,,毎日毎日同じような生活を来ることになると,自然とボルテージが下がる。

 晴耕雨読は必ずしも好ましいものではない。

2024年10月7日月曜日

偲ぶ会参加

  10月4日(金) ホテルJALシティ仙台で開かれた「大内秀明さんを偲ぶ会」に参加。
 大内秀明さんとは1月に亡くなられた大内秀明東北大名誉教授のこと。
 13時開始だったが,昼前のコマで担当する経済原論2が初回ガイダンスのため早めに終わり,駆けつけることが出来た。

 大内先生は教養部に属されていたが,大学院でも指導されていたため,6,70年第,あるいは80年代「政治の季節」に東北大学の教養部や大学院で学んだ当時の学生,あるいは市民運動の中で大内先生と係わった方計60数名が参加していた。

 当方は東北大学で学んだわけではないし,面識を得たのは先生の最晩年だったので,参加していた研究仲間に当時の先生の様子を尋ねて廻った。先生の社会運動との係わり,東北大学時代の研究関心,当初から共同体(社会主義)への関心はあったのか等々。
 さまざまな方とおしゃべりの中でのことなので回答を一々挙げないが,東北大学時代は当時の社会問題,社会関心に基づいて研究テーマを設定されていたような印象を受けた。
 同じく社会問題に発言されていても,一貫して「市場と共同体」という関心で研究に臨まれていた故降旗節雄先生(北大,筑波大,帝京大)とはまた別のスタンをお持ちであるように思えた。
 改めてご冥福をお祈りしたい。