木曜日の教養セミナーは初回ガイダンスに参加し,「参加の意思があれば」と氏名,学生番号をノートに記して貰った学生のうち,連絡も無く履修登録しなかった者が2,3名いた反面,
ガイダンスに参加せず,こちらに連絡もせず履修登録している学生も数名いた。
制度上は教員に連絡せずに履修登録することは可能だが,学生主体のゼミなので,運営方法のレクチャーを改めて行なう必要がある。
おまけに2週目は当日までレジュメが揃わず,ガイダンスの繰り返しで終わるのかなと思っていたが,
ゼミの時間内でレジュメを印刷配布して報告をして貰った。
議論の方は,
いきなり新自由主義か社会主義かだったり(対立概念がハッキリしない)
「僕の提起した問題とズレているのでは」と問題提起者からクレームが出たり,
少し荒っぽかったが,肩慣らしにはなったのでは。
そもそもみんな専門外だ。
工学部生がほとんどで,人文学部生も人間文化の学生ばかりだ。
初回16名だった参加者が24名に増え,演習室に収まるか心配だったが,
こちらもギリギリ椅子が埋まる状態。
専門外が共通テキストをベースに疑問点や意見を交える教養セミナーは
教員としてもどこまで発言介入するか,常に悩まされるが,
今年度は不測の事態が生じた割には「産むが易し」の船出だったのではないだろうか。
2013年4月26日金曜日
ノートは?
今や講義でも研究発表でもスライドによるプレゼンテーションというスタイルが一般的だ。
その内容は文字ばかりから図表,写真入り,と様々だ。
またその分量も10スライド前後から40枚前後のものもある。
しかし,自分が90分授業で講義する場合には24スライドが限度,
いや24スライドだとこちらがしゃべりっぱなしになり,慌ただしい,
実質的には18スライドが限度かな,と思っている。
これはあくまで自分の担当する講義と自分の講義スタイルの問題で,
他の発表を拝見すると,30枚を超えるスライドでも聴衆と問答しつつ余裕を持ってこなされる場合もある。
24とか18というのはA4半1ページに6スライド載せているから,
A4版用紙を両面用いれば,12スライド収まる。
A3版用紙を両面用いれば,A4版4ページ分だから,24スライド収まる。
もちろん,4ページ分あるのだから,24スライドが多すぎたからと言って
18スライドに限定せずに,19,20,..23スライド使っても良い。
過去の経験から図表,資料のページがいくつか挟まっている場合でも18スライドでも時間内で解説するのがやっと,
文字だけなら12スライド前後に納めるべき,と思っている。
ところで,今年度は専門科目でも毎回オンラインテストを課し
解答のみならず,理解度や分量の適切さを尋ねると同時に,感想,要望を求めてみると,
「1ページ6スライドでは書き込むスペースが無くなります。4スライド程度にして下さい」というコメントがあり,ビックリした。
ビックリ,というのは,学生は授業中,配布された講義資料に書き込みをするのは当然として,別にノートを持参し,独自にまとめをしている,と思っていたからだ。
自分の経験でも,昔の,「見出しだけで本文空欄」の講義資料であれば,当然そこに書き込むが,
通常の講義・報告資料では持参したノートないしノートPC,今ではタブレットPCでメモを記録する。
講義資料をPDFでアップロードするだけで印刷しない講義もあると言うから,その場合は当然ノートを携帯しているだろう。
書き込みは講義資料に,を前提にしたコメントにはビックリさせられたが,
物は試しと商品論は1ページ3スライドにしてみた。
すると,パワーポイントでは自動的に右列に書き込み用の罫線が印刷される。
学生がこのスペースを使ってくれるか
こちらが毎回12スライドに納められるか(3スライドにするとA3版1枚=A4版4ページで12スライド)
先行き不安なまま再スタートだ。
その内容は文字ばかりから図表,写真入り,と様々だ。
またその分量も10スライド前後から40枚前後のものもある。
しかし,自分が90分授業で講義する場合には24スライドが限度,
いや24スライドだとこちらがしゃべりっぱなしになり,慌ただしい,
実質的には18スライドが限度かな,と思っている。
これはあくまで自分の担当する講義と自分の講義スタイルの問題で,
他の発表を拝見すると,30枚を超えるスライドでも聴衆と問答しつつ余裕を持ってこなされる場合もある。
24とか18というのはA4半1ページに6スライド載せているから,
A4版用紙を両面用いれば,12スライド収まる。
A3版用紙を両面用いれば,A4版4ページ分だから,24スライド収まる。
もちろん,4ページ分あるのだから,24スライドが多すぎたからと言って
18スライドに限定せずに,19,20,..23スライド使っても良い。
過去の経験から図表,資料のページがいくつか挟まっている場合でも18スライドでも時間内で解説するのがやっと,
文字だけなら12スライド前後に納めるべき,と思っている。
ところで,今年度は専門科目でも毎回オンラインテストを課し
解答のみならず,理解度や分量の適切さを尋ねると同時に,感想,要望を求めてみると,
「1ページ6スライドでは書き込むスペースが無くなります。4スライド程度にして下さい」というコメントがあり,ビックリした。
ビックリ,というのは,学生は授業中,配布された講義資料に書き込みをするのは当然として,別にノートを持参し,独自にまとめをしている,と思っていたからだ。
自分の経験でも,昔の,「見出しだけで本文空欄」の講義資料であれば,当然そこに書き込むが,
通常の講義・報告資料では持参したノートないしノートPC,今ではタブレットPCでメモを記録する。
講義資料をPDFでアップロードするだけで印刷しない講義もあると言うから,その場合は当然ノートを携帯しているだろう。
書き込みは講義資料に,を前提にしたコメントにはビックリさせられたが,
物は試しと商品論は1ページ3スライドにしてみた。
すると,パワーポイントでは自動的に右列に書き込み用の罫線が印刷される。
学生がこのスペースを使ってくれるか
こちらが毎回12スライドに納められるか(3スライドにするとA3版1枚=A4版4ページで12スライド)
先行き不安なまま再スタートだ。
2013年4月22日月曜日
方法論
新学期が始まると,
その準備に追われて1週間が終わる。
少なくとも意識のなかではそれに近い。
と言っても,講義内容は年によって大きく変わるわけではないから,
前年度の講義資料を打ち出して,誤字やわかりにくい表現を訂正したり,データや新聞記事の引用などは最新の物に変えれば,
集中すれば,週の前半でその周晴楓の分をこなすことも可能だ。
しかし,内容を見直すとなると,
構想,試行錯誤,資料収集で結構手間取る。
その中でも最も時間が掛かるのはやはり構想部分だ。
特に学期始めは方法論的な部分なので,
凝れば調べ五とだけ結構時間が掛かるし,
学生に関心を持って貰㝢ようにすればどうすれば良いか,そもそも関心を持って貰えるか,等と考えると
それだけで一日,二日あっという間に時間が掛かる。
方法論が入るのは「経済原論」だ。
テキストには,経済学の成立から商品経済の発達,三段階論や唯物史観論も記されているが,
これを一々解説していれば,数回費やすことになる。
進学希望者でもない学生相手に方法論ばかり数回というわけにはゆかない。
そこで,経済と経済学は毎年解説するとして,三段階論や唯物史観等は年によって解説したり,省いたりしている。
今年は『資本論』との原構成の違いを本論に入る前に講義しようとして,
一旦両者の違いを解説するスライドを作成したものの,
「これだけでは学生には何のことか,どういう意味があるのか分らないのでは」と思い直して
マルクスの経済学研究に至る経緯と,経済学批難体系プランにも触れることにした。
しかしこれはこれで少し立ち入るとそれぞれのパートが1,2回要する内容だ。
そこで,「資本一般」では排除されていた「諸資本の競争」を組み込むという観点から
『資本論』との対置でテキスト(日高普『経済学』)の構成の特徴を解説することにしたが,
これも所詮方法論,学生が関心を持って聴いてくれるか,心許ない。
しかし,テキストの解説ばかりだと,
高校の授業のように知識を一方的に植え付ける,学生にとっては丸暗記科目のように捉えられかねないので,
学問的方法,体系,すなわち方法論的な部分にも触れたくなるのだ。
これが上手く伝わるか,せっかく試行錯誤しながら準備したので楽しみにしたい。
その準備に追われて1週間が終わる。
少なくとも意識のなかではそれに近い。
と言っても,講義内容は年によって大きく変わるわけではないから,
前年度の講義資料を打ち出して,誤字やわかりにくい表現を訂正したり,データや新聞記事の引用などは最新の物に変えれば,
集中すれば,週の前半でその周晴楓の分をこなすことも可能だ。
しかし,内容を見直すとなると,
構想,試行錯誤,資料収集で結構手間取る。
その中でも最も時間が掛かるのはやはり構想部分だ。
特に学期始めは方法論的な部分なので,
凝れば調べ五とだけ結構時間が掛かるし,
学生に関心を持って貰㝢ようにすればどうすれば良いか,そもそも関心を持って貰えるか,等と考えると
それだけで一日,二日あっという間に時間が掛かる。
方法論が入るのは「経済原論」だ。
テキストには,経済学の成立から商品経済の発達,三段階論や唯物史観論も記されているが,
これを一々解説していれば,数回費やすことになる。
進学希望者でもない学生相手に方法論ばかり数回というわけにはゆかない。
そこで,経済と経済学は毎年解説するとして,三段階論や唯物史観等は年によって解説したり,省いたりしている。
今年は『資本論』との原構成の違いを本論に入る前に講義しようとして,
一旦両者の違いを解説するスライドを作成したものの,
「これだけでは学生には何のことか,どういう意味があるのか分らないのでは」と思い直して
マルクスの経済学研究に至る経緯と,経済学批難体系プランにも触れることにした。
しかしこれはこれで少し立ち入るとそれぞれのパートが1,2回要する内容だ。
そこで,「資本一般」では排除されていた「諸資本の競争」を組み込むという観点から
『資本論』との対置でテキスト(日高普『経済学』)の構成の特徴を解説することにしたが,
これも所詮方法論,学生が関心を持って聴いてくれるか,心許ない。
しかし,テキストの解説ばかりだと,
高校の授業のように知識を一方的に植え付ける,学生にとっては丸暗記科目のように捉えられかねないので,
学問的方法,体系,すなわち方法論的な部分にも触れたくなるのだ。
これが上手く伝わるか,せっかく試行錯誤しながら準備したので楽しみにしたい。
2013年4月19日金曜日
敬服と感心
学期が始まった途端,急に忙しくなった。
会議の方はそうはいっていないが,
前期に講義を固めているために,
講義とその準備で日中はほぼ忙殺されている。
講義の方は経済原論で資本主義的生産様式と封建社会との対置をしていたら,
教室がざわざわして,その内学生が惹いていったような間食を承けたとか^^;
いろいろあるが,まあ順調に滑り出したものの,
その他のことが一切後回しになってしまった。
自分の仕事はともかく,交換修理で届いた新品のドキュメントスキャナーも設置できずに箱に入ったままになっているし,
月曜日にいただいた研究書佐々木憲介『イギリス歴史学派と経済学方法論争』(北海道図書刊行会)へのお礼を延び延びになってしまった。
佐々木さんは,堅実に業績を積み重ねられ,著書も既に3冊目だ。
それだけでも敬服するところだが,
「おわりに」を拝見すると,既に発表された関連する論文をテーマ別に再編成し大幅に
書き改められたとのこと。
自分などは,個々の論文を産み出したときの苦労・苦心が思い出されて,
個別業績をある意味で一旦捨てて再構築する「難行」にはなかなか手を出せない。
しかし,「本として業績を世に問う」とはそうでなくては,と改めて教えられた思いだ。
会議の方はそうはいっていないが,
前期に講義を固めているために,
講義とその準備で日中はほぼ忙殺されている。
講義の方は経済原論で資本主義的生産様式と封建社会との対置をしていたら,
教室がざわざわして,その内学生が惹いていったような間食を承けたとか^^;
いろいろあるが,まあ順調に滑り出したものの,
その他のことが一切後回しになってしまった。
自分の仕事はともかく,交換修理で届いた新品のドキュメントスキャナーも設置できずに箱に入ったままになっているし,
月曜日にいただいた研究書佐々木憲介『イギリス歴史学派と経済学方法論争』(北海道図書刊行会)へのお礼を延び延びになってしまった。
佐々木さんは,堅実に業績を積み重ねられ,著書も既に3冊目だ。
それだけでも敬服するところだが,
「おわりに」を拝見すると,既に発表された関連する論文をテーマ別に再編成し大幅に
書き改められたとのこと。
自分などは,個々の論文を産み出したときの苦労・苦心が思い出されて,
個別業績をある意味で一旦捨てて再構築する「難行」にはなかなか手を出せない。
しかし,「本として業績を世に問う」とはそうでなくては,と改めて教えられた思いだ。
2013年4月17日水曜日
2013年4月16日火曜日
青春物語に限らない
今日の日経文化面は「まんが道」最終稿で現役引退する藤子不二雄A。
脱稿後、大腸ポリープ手術に伴う大量出血で5日間集中治療室に入っていたときに見た夢では,なぜか黒澤明の映画「夢」の笠智衆演じる老人になっていて,正に「まんが道」で描いたときわ荘時代の仲間や師匠,既に亡くなっている藤本,石森,赤塚や手塚から「こっちに来い」と誘われた話は面白い。
しかし,一番感心したのはマンガ道連載を始めるに当たって藤子心したこと。
「この漫画は上から見下ろした視線で描いたら成り立たない」。
これは「まんが道」が漫画家修業時代の話だからではないであろう
また漫画に限った話ではないであろう。
小説や映画等,あらゆる作品に通じる極意と思える。
「上から目線」の作品は流行作家の作品であったり,その作家のファンあったりすrば,有り難がられるであろうが,それは鑑賞に伴う感激とは異なる。
「上から目線」とは,言い換えれば,作者の方に「表現したい」「せざるを得ない」という切迫感が無いわけだから,読む者,聴く者,観る者の心に響くものではないからである。
脱稿後、大腸ポリープ手術に伴う大量出血で5日間集中治療室に入っていたときに見た夢では,なぜか黒澤明の映画「夢」の笠智衆演じる老人になっていて,正に「まんが道」で描いたときわ荘時代の仲間や師匠,既に亡くなっている藤本,石森,赤塚や手塚から「こっちに来い」と誘われた話は面白い。
しかし,一番感心したのはマンガ道連載を始めるに当たって藤子心したこと。
「この漫画は上から見下ろした視線で描いたら成り立たない」。
これは「まんが道」が漫画家修業時代の話だからではないであろう
また漫画に限った話ではないであろう。
小説や映画等,あらゆる作品に通じる極意と思える。
「上から目線」の作品は流行作家の作品であったり,その作家のファンあったりすrば,有り難がられるであろうが,それは鑑賞に伴う感激とは異なる。
「上から目線」とは,言い換えれば,作者の方に「表現したい」「せざるを得ない」という切迫感が無いわけだから,読む者,聴く者,観る者の心に響くものではないからである。
2013年4月14日日曜日
政策論議は難しい
一昨年冬,三大学合同ゼミでTPP問題を扱った時,討論の基調がTPP反対論一辺倒であったため,最後の講師講評の場で「むしろTPP賛成の方向で考えても良かったのではないか」と述べた。
現実問題として米国中心の貿易体制に組み込まれている以上,
米国の主張するTPPを所与としてその問題点を考え,対策を考える方向もあっては良いのではないか,と思ったからだ。
その後,民主党政権は首相がTPP参加を主張するばかりで党内まとまらず,
基本的にTPP慎重ないし反対の自民党が昨年暮れの総選挙で圧倒的多数を獲得した。
選挙が終わってみると,安倍首相のTPPへの前の森姿勢は一層露わになった。
安倍晋三氏は野党時代から「日米関係の大切さと,民主党政権の交渉力無のなさ」を訴えてきたからそのこと自体は不思議ではない。
問題は総選挙でTPP反対を信じて自民党に投票した有権者を納得させるため米国からどのような譲歩を引き出すか,であった。
ところが,12日公表された米国との事前折衝の合意文書によると,
・「聖域」輸入農産物にかける関税が維持できるかは不明
・米国系保険会社が3割のシェアを占めるガン険への簡保の参入は当面不可
・日本から輸出される自動車にかけられる関税は最長期間(10年以上)維持される
(他方,米韓FTAでは16年度から韓国車への関税廃止)
TPP参加の条件は保証されず
TPPのメリットとされたことは実現の見込みがなく
これまでTPP参加を訴えてきた陣営からも
「TPP 危うい国益」(朝日新聞4月13日付)
「急いだ合意 目立つ譲歩」(日経同日付)
日本自動車工業界の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)も「関税の撤廃時期については残念」という始末。
もちろん「日本の主張 本交渉で」(日経)と,なお期待をかける主張もあるにはあるが,
「経済官庁幹部は「(もはや)米国から取れるものは何もない。日本の姿勢を認めてもらうということだ」と開き直る」(朝日)。もはや米国から忠誠心を評価して貰うことぐらいしかメリットが見出せないようだ。
経済政策の影響,そのメリット,デメリットについて検討し,意見を交わすことは経済学を勉強する学生にとって大いに意味があると考えられるが,
現実の場で交渉力の乏しさを見せつけられると,
デメリットを検討しても,国際的には対応のしようが無いことが明らかになり,
賛成,反対のディベートを設定すること自体,無意味に見えてくる。
せめて選挙運動の何分の一くらいの,丁々発止の遣り取りを見せて欲しいものである。
現実問題として米国中心の貿易体制に組み込まれている以上,
米国の主張するTPPを所与としてその問題点を考え,対策を考える方向もあっては良いのではないか,と思ったからだ。
その後,民主党政権は首相がTPP参加を主張するばかりで党内まとまらず,
基本的にTPP慎重ないし反対の自民党が昨年暮れの総選挙で圧倒的多数を獲得した。
選挙が終わってみると,安倍首相のTPPへの前の森姿勢は一層露わになった。
安倍晋三氏は野党時代から「日米関係の大切さと,民主党政権の交渉力無のなさ」を訴えてきたからそのこと自体は不思議ではない。
問題は総選挙でTPP反対を信じて自民党に投票した有権者を納得させるため米国からどのような譲歩を引き出すか,であった。
ところが,12日公表された米国との事前折衝の合意文書によると,
・「聖域」輸入農産物にかける関税が維持できるかは不明
・米国系保険会社が3割のシェアを占めるガン険への簡保の参入は当面不可
・日本から輸出される自動車にかけられる関税は最長期間(10年以上)維持される
(他方,米韓FTAでは16年度から韓国車への関税廃止)
TPP参加の条件は保証されず
TPPのメリットとされたことは実現の見込みがなく
これまでTPP参加を訴えてきた陣営からも
「TPP 危うい国益」(朝日新聞4月13日付)
「急いだ合意 目立つ譲歩」(日経同日付)
日本自動車工業界の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)も「関税の撤廃時期については残念」という始末。
もちろん「日本の主張 本交渉で」(日経)と,なお期待をかける主張もあるにはあるが,
「経済官庁幹部は「(もはや)米国から取れるものは何もない。日本の姿勢を認めてもらうということだ」と開き直る」(朝日)。もはや米国から忠誠心を評価して貰うことぐらいしかメリットが見出せないようだ。
経済政策の影響,そのメリット,デメリットについて検討し,意見を交わすことは経済学を勉強する学生にとって大いに意味があると考えられるが,
現実の場で交渉力の乏しさを見せつけられると,
デメリットを検討しても,国際的には対応のしようが無いことが明らかになり,
賛成,反対のディベートを設定すること自体,無意味に見えてくる。
せめて選挙運動の何分の一くらいの,丁々発止の遣り取りを見せて欲しいものである。
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