2011年2月18日金曜日

寄り目釣り目

構想1ヶ月半,執筆1週間で完成。
といっても1から執筆したのではなく,昨秋一旦仕上げた原稿の補正。

さていよいよ清書,という段になって予想だにしなかったことに逢着。
字数制限を2割超過。
数千字圧縮ってシャレにならんぞ。

以後2,3日,あれを切り,これを切り。
それでも千字以上オーバー。
丁寧にわかりやすく解説した箇所も残したかったが,
丁寧なだけ余分とぶっきらぼうな表現に。

そしてTEXファイルをWordファイルへ
変換ソフトも所々おかしな変換をするのは毎度のこと。

解せないのはWordファイルにした時,1段組と2段組でページ数が大きく異なること。
段落最終行の文字数が少ないと,1段組n行が2段組では2n行ではなく(2n-1)行で収まることはよくあるが,
全体で2頁も異なるのは解せない。
Wordは使い慣れていないので原因が思い浮かばず,不可解モヤモヤ感が丸二日。
焦りが生じて,目が釣ったり寄ったり。
さぞ人相が悪かったろう。

 2月15日 記憶にない。来年独資をお願いする学外の方に事務手続の連絡くらいか。
 2月16日 立て続けに会議,その合間にページ進行の謎を四苦八苦。
気付いたら,昼食に出る時間,ジム通いに通うタイミングを逸してしまった。
 2月17日 公務員対策講座,論作文の1回目は論作文の実作。

2011年2月17日木曜日

ベーシック・インカムへの片恋慕

去る大家が総合雑誌上でベーシック・インカム論の理論的起源まで遡りその検証し,
ベーシック・インカム制度は資本主義社会では部分ベーシック・インカムとしてしか実現しないため,
労使関係の規制やセイフティ・ネットの拡充に努めない限り,
社会的弱者の生活の安定に繋がらない,と指摘されていた。

僕はこれをBI論を社会民主主義的主張へと繋げようとされている,と理解した。

しかし,僕はこれはベーシック・インカムへの片恋慕ではないか,と思った。
なるほどベーシック・インカムに賛同する論者のベーシック・インカム理解にはさまざまなパターンがある。
特に「給付」や「貧困救済」という点に惹かれている人は多いように思う。

しかし,「給付」だけなら,新自由主義者フリードマンがベーシック・インカムとほぼ同型の「負の所得税」を提唱しているように,ベーシック・インカム論固有ではない。

しかし,ベーシック・インカムのアイデンティティは,
就労を条件としているという理由で各種社会保険の一律給付への統合を主張したり,
「貧困の罠」を理由に累進課税を否定したり,
さらに被救済者に与える恥辱感(スティグマ)を理由に資力調査(ミーンズ・テスト)を拒否したり
する態度に現れているように,
無差別一律給付以外の市場介入を厭う思考,リバタリアニズムではないだろうか?

片恋慕と思ったのはそういう意味である。

僕は「負の所得税」には資力調査が前提とされている点で
さすがフリードマン,と感心したほどである。

2011年2月14日月曜日

携帯電話なんかなくても

午前中,「自治体経営」の来年度テーマ,「地域社会論」の来年度日程渉,山形仙台圏交流研究会の次回報告と,次から次に電話で交渉。

研究室にいる限り,直通電話は使えるし,ネットに繋がっているのでメールも送受信できる。
自宅に携帯電話を置き忘れてきたが,何ら支障はない。
ただ,携帯電話や携帯アドレスに急な連絡はないかな,と滅多にありもしないことが気になった。

帰宅すると,携帯へのメール20本。
ほとんどはE-mailアドレスに届いたメールの転送なので,既に研究室で読んでいた。他は宣伝広告。
やはり杞憂だった。

 2月14日 午後ようやく原稿の校正に取りかかったがさして進まず,気分転換に着手したGoogleカレンダーへのモンテディオ山形公式試合日程の組み込みは,なぜか時間が米国時間で表示され,何度かやり直し。さらに前夜作成した東北楽天イーグルス公式試合日程Googleカレンダーともども試合開始時間だけじゃ物足りないと,サッカーは試合開始時間の3時間後,野球は4時間後を試合終了時間と想定して書き加えよう,など試みていると,時間の有難味を痛感させられた^^;。


(厚生労働省『パートタイム労働者総合実態調査』平成18年版。「パート等労働者という働き方を選んだ理由」(複数回答)として,正社員以外の労働者で契約社員等の名称にかかわらず週の所定労働時間が正社員よりも短い労働者である「パート」の場合,多い順に,「自分の都合の良い時間(日)に働きたいから」50.3%,「勤務時間・日数が短いから」38.1%,「正社員として働ける会社がないから」23.8%である(もちろん,1週間の所定労働時間が正社員と同じか長い「その他」の場合には,「正社員として働ける会社がないから」が最も多く44.2%)。したがって,今後の就業に対する希望は,パートの場合,「正社員になりたい」が18.4%であるのに対して,「パート等で仕事を続けたい」が68.4%となっている(両者とも前回平成15年調査よりも伸びている)。こうしたパートタイム労働も理論的に組み込む必要はないだろうか?)

夜は緩みっぱなし

 2月13日 ドトール・コーヒー,ファミレスと渡り歩いて原稿校正。16時過ぎにはジムに入り腹筋,その後,リラクゼーションマッサージ40分。3/4は睡眠。帰宅後,録画したビデオ。契約だけしてほとんど利用していないCS放送,e2 by スカパーチャンネルNEKOで映画『フラガール』。筋は単純,先先が読めるのに,不覚にも。。。涙腺が緩んでいるの^^;。さらに時間を以て余したのか,パリーグHPの日程表を元に東北楽天イーグルス試合日程Googleカレンダーを作成。こうした暇潰しをもう4年も続けている
^^;。

2011年2月12日土曜日

ヒリヒリ私小説

母の『文藝春秋』を借りて西村賢太の芥川賞受賞作「苦役列車」を読んだ。

『暗渠の宿』『どうで死ぬ身の一踊り』『二度とゆけぬ町の地図』と,刊行中の文庫本は既に読み終わっているので,手安く手に入るものには全て目を通したことになる。後は図書館で単行本を借りるくらいか。

最初は余りにどぎつく,少々というか多々偽悪的で顔をしかめながら読んでいたが,
徐々に微笑みをたたえつつ読むようになった。

どこに惹きつけられたか考えてみた。
主人公とは性格も行動も異なる。

自分は短期ではないし,暴力に訴えることもない。
DVなんて記憶にもない^^;。

しかし,誰しもそうだが,コンプレックスを抱えているとか,
悪弊とわかっていて止められない,変えられないとか,
親しいものに甘えて辛く当たるとか
人間としての弱さ」をまざまざ見せられる。

それは小説を読まなくたって,
自分のことだから誰も頭の中ではわかっているのだが,
小説の展開を通して頭の中から外に具現化する。

認識するだけで変わるわけではないが,
具現化した自分の性格・行動に向かい合える強固な自我を認識できる。
弱い自分を確と捉えようとする強い自分が確認される。
このときのヒリヒリ感が読み繋いでいる理由であろう。

 2月11日 祝日でも論文補正。書き換えではなく,3,4箇所のみ書き直し,書き加える。昨年末からその案を練ってきたが,実際に筆を執るとそう簡単には進まないものだ。金曜日はいつものジムが休館日のため系列店へ。いつものジムにはシャワーしかない(ジャクジー風呂はプール脇にあるため水貴を着ないと入れない)ため,週1回,金曜日だけ入浴していることになる。

2011年2月11日金曜日

どっちなの?厚労省

この間,2つの報道に接した。

一つは厚労省が生活保護の期限付け「有期保護」を検討しているという赤旗の報道。2ちゃんねるのスレッドにもなっている^^;。

公務員対策講座でも話したのだが,生活保護費の1/4負担を求められている市町村が音を上げており,かつては「水際作戦」(相談に止め申請不受理),今は押し付け合い(ホームレス施設のある仙台市等へ他の市町村窓口担当者が誘導),そして「有期保護」。
働く能力のある相に職業訓練を施す代わりに数年で打ち切るという「有期保護」は元々指定都市市長会の提案だが,生活保護は保険料支払を条件とする社会保険とは異なり,その必要性あれば無条件に給付されるべきものであり(当然資力調査あり),有期化は「生存権」を謳う憲法25条違反の疑いが濃い。

他方,読売新聞によれば,パートタイム労働者への厚生年金適用の拡大も検討を始めたという。

これも同講座で解説したことだが,
セイフティ・ネットというと,市場から押し出された者向けというイメージがある。
ところが,実際は正社員と非正規雇用の扱いは異なり,内部労働市場に入れない非正規雇用の方がずっと不利なのである。

雇用保険は加入条件および受給条件が非正規雇用の勤務実態に合わず,失業給付を受け取れない層がいる。
年金や医療保険は,正社員が労使折半,給料天引きの「被用者保険」(厚生年金や健康保険,公務員,私学教職員は共済組合)で「未納」の虞はほとんどない。保険料も所得比例なら年金も所得比例だ。
それに対して,「正社員の労働時間の3/4以上」という基準のために,非正規雇用のほとんどは被用者だが,被用者保険外の,元々自営業者を対象にした国民年金や国民健康保険(国保)に加入させられている。両方とも本人が入金するので「未納」の可能性が生じる。若年層では未納率4割を超したとも言われている。

上の条件を緩和し,パートタイム労働者も厚生年金に加入させることは,安倍内閣でも検討されたが,定額の(報酬比例ではない)代わりに低額でもある保険料を引上げられたくない被保険者や保険料率労使折半になると支払義務が生じる事業主の反対に遭い頓挫した。

しかし,20歳から59歳まで丸40年支払って月6万余り受け取れ,最低の25年間ではさらに減額される基礎年金だけでは老後の生活は厳しい。彼らが生活保護のお世話になれば,全額税負担となる。また,少子高齢化のなかで保険料収入を増やす必要もある。パートタイム労働者への厚生年金適用基準を緩めるべきであろう。

報道通りなら,厚生労働省はどちらを向いているのか疑問に感じる。
格差の拡大を阻止したいのか,その努力を放棄するのか。
態度をハッキリさせて貰いたいものである。

 2月10日 来年度の,「自治体経営」や「地域社会論」について講師とのテーマ,日程交渉で一日潰したような記憶しかない。

2011年2月10日木曜日

再び悴む

寒さが和らいで「早い春」を体感したのも束の間,
朝,手袋をしても悴む寒さが戻ってきた。

論文を補正する前に補正ポイントをいろいろ練ってきたが,
待つこと1ヶ月半,
いよいよ補正に取りかかることになった。

そうすると,そのことばかりが気になって,2月9日は早退,10日は自宅研修と相成った。
2月9日 公務員対策講座の講義「格差問題」。
配布するスライドは24枚,A4版4ページに圧縮することが出来だが,
表,グラフを復活させた講義用スライドは30ページを超え,
結局,喋りっぱなしとなった。何時ものことだ^^;。

学生のコメント票を見ると,
何名かが「年金や医療保険の仕組み自体初耳でよく飲み込めなかった」とコメントしていた。
市場競争の被害者向けとされるセイフティ・ネット自体の非正規雇用にとって利用しず来ないし利用できない状況にある,というのが基本論点の一つだから,
社会保険(講義で紹介したのは年金,医療保険,雇用保険)の基本的枠組みには触れざるをえない。
しかし,このとき,受講生が「大学で学んでいないから知らなくても当然」と思って貰っては困る。
講義のもう一つの論点で示したように,特に医療保険や生活保護では非正規雇用の拡大が原因で
彼らの多くが公務員を志望する市町村の費用負担が膨らみ,財政運営に大きな支障を齎していることは
マスコミ学理返し報道していることであるからだ。

決して学問内部の論点ではなく,現場の論点という意味ではマスコミが繰り返し報道していることでもあるので,しっかり頭に入れておいて欲しいテーマなのである。